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デッサンモデルをしていたこと

友人のデッサンのモデルをしていたことがあった。

私のビジュアルがいいわけではなく練習にとにかく描きたいからと相手になっていた。

最初はとにかく静止することが難しかった。

よく動いて怒られていた。

そこでお互い辿り着いのが、

読書している私を模写するということだった。

これが私の自然体ともいえて

とにかくお互いにwin-winだった。

完成したのデッサンを見せてもらうと、

身体のバランスや構図の上手さは目を見張るものがあった。

それ以来、ネットで流れてくるイラストの構図が、

正確か狂っているかがやたら気になる。

そして、美術館でデッサンや静物画に注目するようになった。

特に構図はコンポジションとも呼ばれ

その配置と捉え方にはそれぞれの個性が光る。

佐伯祐三展をみてモデルをしていたことをふと思い出した。


すっかり忘れていた過去が一瞬で思い出される体験を美術館はたまに届けてくれる。

感謝。


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