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「いっかいやすみ」執筆背景 その2 (村上式部)

遅くなりました。 執筆背景その2、今回で完結です。 前回の記事 https://note.com/pockiri_crayons_/n/nc696c526cbe8?sub_rt=share_pb 前回は、当日パンフレットで執筆背景載せたnoteあるよ、と予告したので、開場直前で急ピッチで書いていたのですが、これ落ち着いて書きたいなと思ったので、分けさせてもらいました。前も言いましたが、見てくれたお客さん向けに書いているので、ネタバレしていきますし、作品を見てくれた前提で、

    • 「いっかいやすみ」執筆背景 その1 (村上式部)

      ※07/12-14に上演中の「いっかいやすみ」のネタバレを多分に含んだ記事になります。観劇後、読まれることをオススメします。 上演情報はこちらのリンクから↓ https://pockiri-crayons.com/next.html ポッキリくれよんズ第8回公演「いっかいやすみ」ご覧になった皆さん、ありがとうございました。脚本担当の村上式部です。 「いっかいやすみ」という作品の脚本を書くにあたって、どういうふうに考えていったのか、どうやって書いていったのか、つらつらと書いて

      • 的確な配役と言わざるを得ない

        指摘されるまでもなく、僕はおそらく、ワーカホリックである。 24時間365日抱えている業務やタスクのことを考えているし、 手を動かしていると他のタスクのことが頭に浮かび、 その日にやりたかったことが終わり切れていないと1日が終わらない。 逆にやり尽くせるとすんごい充足感を感じる。 ちなみにここで言う「ワーク」は生業にしている会社員仕事だけでなくて、ちょこちょこやってる副業とか、 大小何かしらは断続的に常に存在する演劇周りの作業とか、草野球チームで任されている審判の手配とか

        • 人には人のやすみ(加東)

          一度だけ家族でディズニーランドに行ったことがある。   自分が小学校5年生ぐらいのときだったと思うが、父親が会社に勤めて20年ということで、勤続手当とまとまった休みが与えられたので、せっかくならば、となったのである。 京都の片隅に住んでいた西彦少年は、テレビでしか見聞きしない東京という場所に漠然とした憧れがあったし(千葉だが)、けっして機会が多いわけではない家族旅行に行けることを内心楽しみにしていた。 何より、父親が真面目に仕事をしてその見返りをもらったという事実が誇らしく、

          やすみと体力と演劇

          6月29日(土)は公演本番前、仕事も稽古もない最後の「やすみ」だった。 もともとは買い出しなどが必要になったときに備えての予備日にしていたのだが、特に必要もなさそうなのでのんびり過ごすことにした。 出来るだけ自宅にいたくない(汚いから)ので、朝から外に出る。 家の近くに友路有というモーニングがそこそこ有名な喫茶店があって、そこで和定食を食べた。最近ボリュームダウンしてしまったのだが、ごはん系の朝メニューが多いのでちゃんとした一日の始まりを迎えたいときには重宝する。 8月に

          やすみと体力と演劇

          『いっかいやすみ』のこと (村上式部)

          式部です。 劇団のサブコンテンツを増やそうということで、エッセイを書くことになりました。書くなら、『いっかいやすみ』の前段的な話にしようかなと。 いつも公演前はバタバタで記事を書こうにも時間がなかなか取れないのですが、今日は珍しく稽古もない休日なので書けるかもなと。パソコンと向き合っているわけです。 1年くらい前から、休みとそうじゃない日の境目がなくなってきています。自分は、けっこうだらしない性格でして、仕事が自分のペースでできる割合が多くなると、平日でやるはずだったことを土

          『いっかいやすみ』のこと (村上式部)

          「希望にしては安すぎる」ふりかえり

          こんばんわ。ポッキリくれよんズの式部です。 note初投稿。 前までははてなblogだったのですが、ポッキリの公式サイトも更新したことですし、心機一転ということでnoteに移行してみました。 初投稿のお題は、11月下旬に行った、直近の公演『希望にしては安すぎる』を振り返ろうかなと。もう一ヶ月も経つので、すごく今更感が否めないのですが、まあ記録として。 まず、前々回公演の『クロニクル』の話からするのですが、その時の公演の感想として、「面白かった」っていうのが割りかし多くて。

          「希望にしては安すぎる」ふりかえり