四面楚歌
概要
「四面楚歌」は、中国の古典「史記」に由来する四字熟語で、周囲が敵や反対者に囲まれ、味方がいない孤立した状態を表します。この表現は、楚国の項羽がライバルである劉邦の軍に囲まれた時の話が由来です。
人の生活への影響
「四面楚歌」は、日常生活やビジネスシーンで、自分が窮地に追い込まれた様子を表す場面で使われます。例えば、職場で上司や同僚からの支持を失い、孤立してしまったときや、学校で友達から誤解され、周りから避けられているときなどに使われます。
詳しい説明
「四面楚歌」は、中国前漢時代の史書「史記」に記された楚国の項羽の故事に由来します。項羽が、天下を争ったいたライバルの劉邦との戦いに敗れ、垓下という場所で劉邦率いる漢軍に囲まれていた時の話です。ある夜、項羽は四方を囲む漢軍が楚の国の歌を歌っているのを聞きます。この歌を聞いた項羽は、すでに漢軍が楚を占領し、多くの楚の人々が漢に降ったことを悟り、絶望しました。
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