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真島茂樹さん

新聞の訃報欄に、5月に亡くなられた真島茂樹さんのお別れの会のお知らせが載っていた。
今月8日に、ニューオータニで開かれると。

ダンサーで振付師、何より「マツケンサンバ」の印象が強い。
晴れやかな表情で、松平健さんと踊られる姿に、こちらまでハッピーな気分になった。
生で見てみたかったな…。

真島さんを見ていると、若いころお世話になった上司のY氏を思い出した。

薄い色の入った眼鏡をかけて、身のこなしがとても美しい人だった。
ダンスが趣味だと、誰かから聞いた。
公務員のイメージとは随分違う、不思議な雰囲気をまとった人だった。

勤務中にお腹が痛くなり、タクシーを呼んでもらって病院に行ったことがある。

痛みをこらえている私に「◯ちゃん(確か苗字にちゃん付け)生理痛ぅ?あらぁ、大変ね」とY氏が言った。

若い女子が、オジサンからそんな風に言われたら、当時でもNGだったと思うけど、Yさんはそれを超えた存在だった。

おじさんでもおばさんでもなく、アニキのようでちょっとオネエだった。

いつも私たちの味方でいてくれる安心感があった。

まだお元気かしら。
ふとそんなことを思い出した。

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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