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お餅つき

義父が亡くなり、もう餅つきはしないのだろうと思っていたら、旦那餅つきやるってよ⁉️
まじか…。

姪の息子が来年は中学で、もう喜んでついてくることもないだろうからと、今年も餅つきを決行することに💧

あれは結構な肉体労働で、前日のお米研ぎと臼や杵など道具の準備、当日は早朝からお湯を沸かして、結構大々的なイベントだ。

今年から29、30日は家のことができるーと思ったのに、早朝から田舎まで走ることになる。
いっそもう餅屋になろうかとさえ思えてくる。

最近田舎でもペッタンペッタンやる家がないので、通りがかりの人が珍しそうに見にくる。

ついでに猿も来る。
(これホントなんですよ〜。昨日は落花生取られた)

姪が運んでくれる蒸籠の米を臼にあける。

つき手は義兄と甥、夫だ。
今年は姪の息子(小6)もついてくれた。

私は男たちに指示しながら手返し専門。

ただ、今年は総監督の義父がいない。

親戚の分まで十数枚ののし餅をついていたころ、頑張ってるのに義父にはダメ出しされてばかりで、「こんな餅つきなんて、いらなーい!」と何度も泣きそうになった。

義父も楽しくやればいいのに、なぜか怒るのが得意で💦

もっと水を使わんか!つきすぎるな!半分に折れ!などとと指示をされて、何をするにもオドオド…。
でもその義父がいなくなってみると、どこか心許ないことに気づいた。

臼から延べ板に広げる。
餅取り粉を振りながら、延べ棒で広げるのは夫だ。

もっと粉をつけないと、下がくっつくよ!
無理して四角にするより厚さを見て!
(鏡餅に至っては)こりゃ神様に申し訳ないねぇ。

などと遠慮ないダメ出しをして、義父もあれで意外と楽しんでたのかも〜と、少しわかったような気もした😅

総勢8人の餅つきイベントは、のし餅3枚、たかきび餅1枚、鏡餅12組を作って任務完了!

少し疲れの残る朝、今回でホントーーに終わりなんだよね?と念を押したいところだけれど、なんだかんだと理由をつけて、来年もやるんだろうな…。

戦後の物のない時代に買ったという臼は、まだ大丈夫という顔でドッシリ健在だ。

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御手洗 育/暮らしのエッセイスト
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