図書館を楽しむ
車で30分ほどの街に、今春できた図書館がある。
夫が建物を見たいと言うので、本を読みたい私もついて行くことにした。
地下の駐車場に車を停めて1階フロアへ。
吹き抜けの階段を、上の階へと上がって行く。
S田M彦さん(ご本人が著書の中でご自身をそう言ってた)の本を見つけ、読み出したら面白くなってしまった。
でもすぐ帰るから、猛ダッシュで読んでメモを取る。
他にも読みたい本あるのに、そう頻繁には来られないだろうと諦めつつ、目は活字を追う。
本の世界に没入していると、にゅ〜っと夫が来た。
手には仕事関係の本、さらに勝手に利用カードまで作っている。
図書館の素晴らしさに突然目覚めたらしい。
実際、蔵書も幅広くたくさんある。
それならと、私も読みたい本を5冊ほど抱えて戻った。
いやあ、最近の図書館は進んでいて驚いた。
わが町の小さい図書館とは大違いだ。
借りる時は、利用者カードのバーコードを読み取らせ、シートの上に本を置くだけでOK。
(ユニクロの無人レジみたいな感じ)
モニターに表示される書名を確認したら、借りるボタンをタッチする。
勝手な思い込みだけど、図書館のカウンターの職員さんって、怒るんじゃないかと思うほど感じ悪い時代があった。
今でも返却日を1日遅れたら、最初に謝っている😅
お姉様に会わないよう、返却ポストに返したこともあった💧
昨日行った図書館は快適すぎて、毎日通いたいと思った。
吹抜けの4階建てで、閲覧場所があちこちに点在する。
こっそり隠れて読めるような、自分ひとりのスペースを確保できるつくりだ。
1階にはスターバックス。
この図書館は、当初の計画では某大手書店が運営すると決まっていた。
それが住民投票で白紙撤回となり、現在の形になったという経緯がある。
その書店は好きだけれど、今の形になってよかったと思う。
公共施設なんだし。
隣県にも著名な建築家が設計した、素敵な市立図書館がある。
そこを見学に行った時も、羨ましかった。
こんな町に住みたかったな…と。
住んでいても、そう行かないかもしれないのに😅図書館ってその街の文化の尺度でもあると思う。
娘があちこち飛び回っていた学生時代、知らない街に行ったらまず図書館に行くと言っていた。
ポルトガル王立文学館とか、読める本がなくても行ってみたいと思う。
映画で見たニューヨーク公立図書館も、もはや図書館を超越していて、何でも相談にのってもらえそうだ。
作家の浅田次郎氏は、営業の外回りの時間つぶしに京大図書館に通い詰め、それで今の自分があるとおっしゃってた。
図書館は街のホッとステーションだ。
話があちこち飛んでしまったが、夫が利用カードを作り本を借りたことで、2週間後にはまた快適図書館に行くことになる。
今度はスタバでフラペチーノを飲むんだ。
イオンで飲むより文学的な味がしそうだから。
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