一気に『奇跡』読了
出勤時、クスッと笑えるものを見てしまい、あーコレ誰かに伝えたいという衝動にかられる。
でも、それを書いたら守秘義務の上で、ちょっとまずい。
というわけで、内輪でウケて楽しんでおく。
秘密を守ると言えば、昨日弾みで買ってしまった林真理子さんの書き下ろし小説『奇跡』。
真実知りたさに、一晩で読んでしまった。
こういうものだと集中できる私は、やっぱりゴシップ好きなのか。
実際のモデルがいる博子さんが、愛と責任を全うする姿に、ここまでできるんだと驚く。
若さゆえ、だろうか。
それができてしまうのは、本人だけでなく周りとの関係もあったから。
自分にはできないし、もし同じ環境だとしてもあの道は選ばなかっただろう。
義父母との関係は良かったようで、あのお父様だったら、私は思いとどまったかな。
顔に泥を塗ることはしたくない、それより自分の気持ちに正直に…なのか。
そして息子さんは、もう大人ではあるけれどどう思っているのか、本心を隠していないのだろうか。
それだけが気になる。
ところで、今回の小説は、林真理子さんが原稿を書かれるスピード感を、そのまま活字にされたように感じられる。
博子さんが自分自身で書くのではなく、書く力のある林さんに託した、そういう話だと思った。
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