汚れたものに、汚れを拭かせる
アルコールを含んだペーパーで、見た目汚れてないテーブルを拭きます。
そのまま捨てるともったいないので、洗面台のボウルを拭きます。
折り返して面を変えて今度は洗面台の蛇口とボウルのつなぎ部分など、汚れの溜まりやすいところをこすります。
シートがだいぶ汚れてへたったところで捨てます。
加湿のために新聞紙を丸めて濡らし適当な場所に置きます。
乾いて湿ったくらいになったら、握って窓を拭きます。
最後に千切って玄関の床にまいて、砂埃をまとわせながら掃きます。
汚れてぐしゃぐしゃになったところで捨てます。
もったいない精神を発揮して、一つのアイテムでさらに汚れたところを掃除し効率よくその場をきれいにすると、うまいことやったことに悦に入ります。
しかし私はこうも思うのです。
「汚れ」を別のものに置き換えると、シートや新聞紙にさせているような行いを、世の中は誰かに強いているのだと。
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