見出し画像

09 字が汚そうな人

「え?字綺麗なの?」

数え切れないほど言われた。

ちなみに同じくらい「バカじゃなかったの?」も言われている。

バカじゃねーわ。笑



本当、失礼極まりないな!!!!!笑


胸を張って言える。

私の字はとても綺麗!!!!!!

そしてテストの点数はクラス上位!!!!!!
(これに関しては点数低いと部活で怒られるから。)
(運動部の謎の文武両道の圧力。)
(無駄なことで怒られたくない派。)



だって課金していたもん!!!!!笑

小学2年生から大学4年生まで15年間書道を習っていた。

それで字が汚かったら、親が泣くわ!笑
お金をドブに捨てすぎだわ!笑


大学4年間は辞めるタイミングを見失い、自腹で通っていたくらいだ。

何か六本木の展覧会にも出品しているし!

良くわからない賞も貰ったし!

何万もする筆買ったし!笑



しかしながら、私は別に書道が好きではない!笑

やる気も、愛着も無かった!

恥ずかしながら、私はペンの持ち方もかなり独特だ!笑

謎の合宿(笑)にも行かされ、全く雑談をしない真面目な人達と同じ空間にぶち込まれた時は、発狂して逃走した。

旅館の売店に駆け込んで、ビール買ってたわ!笑



私には書の世界は、水に合わないのだと思う。

モチベーションがわからなかったし、ここから何が得られるのかわからなかった。

書きたい作品が見つからなかっただけかもしれないが…お正月って書いていた小学生の時の方が意味を感じていた。笑

何て書いているかもわからない石碑の漢文を書く。

本気の人はちゃんと意味を調べて書くんだろうけど、私の中では課題でしかない。

こんなデカい紙に、私は何を書かされ、何が正解かわからない。っていつも思っていた。笑



まあ、私が字が汚そうに見えるのは理解出来る。

悔しいけどわかる。笑

超面倒臭がり。
ガサツ。
基本的に適当。
万年運動部。
いつも寝てる。

そして、率先して文字を皆の前で書くこともしない。

書道の授業にも超消極的。
(学校の先生の書道下手すぎて引いてた。笑)

書初めも頑張る素振りを見せない。
(でも金賞は欲しいから本気出して代筆疑惑が出る。笑)


こんな奴が、字が綺麗な訳がないのだ!笑

全くイメージが湧かないのは納得。



正直、私の字の綺麗さなんてどうでも良いと思っていた。

字なんて、ノートを取る時と手紙を書く時くらいしか、書く事が無かったし。

手紙やプリクラの落書き用に、可愛い文字を習得したくらいだし。

綺麗な楷書よりも、可愛い丸文字!笑


しかし社会人になって「あれ?字綺麗って得じゃない?」って思う機会が増えた。

冠婚葬祭が格段に増えるからだ。


自分が文字を書く時は、相手に見せる時になった。

人に見せる文字を書かなくてはいけないのだ。

見る相手が何を書いてあるかわからなくてはいけない文字。

見る相手が不快にならない文字。

ここが最低条件。


それが一生懸命書かなくても生み出せるとは、何てラッキーなんだ!と思った!!!!!


自分の名前を書いただけなのに、勝手に自分の価値が上がる。

印象って不思議なものだ。


字が綺麗なだけで好印象になる。

「落ち着きがありそう」
「育ちが良さそう」
「姿勢が良さそう」
「思いやりがありそう」
「上品そう」

驚くほど的外れすぎて、ちょっと笑うけども。笑

初対面の人に、実際とは全く違うが、好印象を与えられる。

究極のギャップ。笑



こんなに簡単なことでポジティブな印象を与えられるのだから、是非みなさんも字を綺麗に書くことをお勧めしたい。


私は字を綺麗に見せるための最も簡単な方法は「自信を持って書く事」だと思っている。

もちろん細かい指導が行き届いている字の方が綺麗に決まっているが、そんなのは今日の明日で出来ないこと。

まずは自分の字を見てもらう気持ちで、しっかり本気で書くのが良い。


字が苦手な人の特徴として、枠に対しての文字の大きさだと思う。

空間把握能力の問題だ。


枠いっぱいに文字を書くことは、実は難しい。

意外と勇気が必要。

子どもが、のびのびと文字が書けた時は褒めてあげるべきこと。


解決方法はただ1つ。

臆するな!突き進め!!!!!!

私は字が大きすぎて、いつもはみ出すぞ!笑

文字は自信の表れだからね。



あと個人的な分析としては、絵が上手い人は、字も上手いことが多い。

模写能力が高い。

文字の基礎は模写。

お手本と同じ文字を書く。

その意味を汲み取れれば、格段に綺麗になる。

自分の中で1番綺麗な字を書くのではなく、パソコンで打った明朝体を模写した方が綺麗な字が書ける。

綺麗な文字は、オリジナルを求めていない。

そのレベルは書道家。
我々には図が高い!!!!!笑



字が汚くて困っていない人は別に良いと思う。

生きるということに、必要不可欠なことではないから。

書いた字が読めなくても死にはしない。


ただ少しでも字が綺麗になりたいと思うのならば、努力は必要。

・人に見てもらう文字を意識する
・思い切り良く自信をもって書く

多分これだけでも多少は綺麗になる。


美文字トレーニングの本を買って、書いて満足している人は綺麗に書けるようにならないだろう。

なぞっているだけで上手くなる訳ないので。笑


とにかく心を込めた練習あるのみ!

書いた文字の数だけ、上手くなる!


あとは濃い鉛筆で書いて、字が上手いような感覚を知る!

HBの鉛筆、シャーペン、安いボールペンで書くのは、綺麗に見せる気持ちが足りない!

それならマジックで書いた方が良い!

「弘法筆を選ばず」と言うけど、弘法大師は誰よりも道具にお金を掛けた人らしい。笑

これ学生時代に書道の先生に何回も言われた。

選ばなくても上手いだけで、道具1つでレベルが上がる!!!!!!




最後に言っておく。

私はペンの持ち方が独特で、本当はみんなが突っ込みたいところなのに、書く文字が綺麗で文句が言えなかった!と何度も言われた。

文字を書いている姿を見て「?」が浮かびまくっていたらしい。

何故、あの持ち方で綺麗な字が書けるのか?

もしかして、あの持ち方が正しいのか?


美文字で圧力をかけて、相手を黙らせる。笑

私のペンの持ち方をどうこう言うなら、私より綺麗な文字を書けるようになって出直して来やがれ!!!!!!!!!

もちろん、私にペンの持ち方を直す気は全くない。

もうこの歳では無理だ。笑



いいなと思ったら応援しよう!