![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83002107/rectangle_large_type_2_9536995f1aaea1ce93cd823f67a5325e.jpeg?width=1200)
【笑う門には福来たる】(新釈ことわざ辞典)記事版
イヤな上司の機嫌が悪くても、いや、怒り狂ってる時ほど、笑顔で対応しましょう。上司にはますますストレスが溜り、➀体調が悪化する、➁他部署に異動願を出す、➂あなたの異動を申請する ── いずれにしても、あなたの前からは姿を消します。
【笑う門には福来たる】とは、
実は「オチャラケ」抜きで、私の確信するところでもあります。
このフレーズは、「アランの幸福論」の中の1節、
幸福だから笑うわけではない。
笑うから幸福なのだ。
と美しい一致をみます。
note内マガジン「コメディ礼賛」の説明文にも引用していますし、
娘の結婚披露宴で、新郎新婦に送った言葉でもあります。
しかし、《笑い》といっても千差万別。
相手に向かっての|嘲笑《ちょうしょう》、|憫笑《びんしょう》などは《福》よりも《禍》を招きそうです。
私は微笑より爆笑が得意なのですが、TPOを弁えないので、時に顰蹙を買い、苦笑を招きます。
歓笑、含笑、談笑、朗笑あたりでしょうか、トラブルが少ないのは。
女性と酒を飲んでいる時にはよく、下ネタがらみの艶笑話で自笑しながら|媚笑《びしょう》を誘おうとするのですが、なぜかいつも冷笑を浴びてしまいます。
こりゃいかん、と|謔笑《ぎやくしよう》しつつもオヤジジョークに切り替え、|嬌笑《きょうしょう》を期待しますが、今度は|嗤笑《ししょう》の的となってしまいます。
── 最後は狂笑でごまかすしかありません。
それでも言いたい、
【笑う門には福来たる】
《幸福だから笑うわけではない。笑うから幸福なのだ》
と。