見出し画像

【暮らし】嫁入り箪笥とミシン

昭和の嫁入り道具。
6畳の和室には、岩屋堂家具の洋箪笥と和箪笥が鎮座しています。
もはや箪笥の利便性は横においておき、好きな調度品として満足しているだけです。

この部屋以前、私の仕事部屋兼寝室として使っていたのですが、東日本大震災の時に重厚な箪笥は見事に横倒しになり、夜中に寝ていたらあわや下敷きになりかけたのを機に、今は衣裳部屋兼物の一時保管場所となっています。

開かずの押し入れになっていたところを、久しぶりに開けて断捨離。
まずは、数年出番が無かった衣服とプラスチック製の収納ケースを手放しました。入れっぱなしになっていた物を分別、使っていない物は手放し、収納空間に余白をつくる。そして、畳の上には家具意外の余計な物は置かないように!

その中から出てきた、成人祝いに買ってもらったミシンと、母親が作ってくれた服。うーん、これは手元に置いておこう。

亡くなった母は洋裁職人。私たち姉妹の洋服のほとんどが母のお手製だったんです。好みにあわせてデザインし、体に合わせて型紙を取り、丁寧に仕上げてくれました。カタカタと足踏みミシンの音と一緒に母の姿が蘇ってきます(それこそ足踏みミシンは、残しておけばよかったと唯一後悔している…)

嫁入り箪笥に、ミシンに、お手製の服。
どれも便利に役立つものではない代物だけど、この部屋に、もうしばらく置いておこうと思います。なんとなく心の安定剤のようなものだから。


#岩屋堂箪笥 
#ミシン  
#終活
#わたしが手放したもの
#書いて暮らしを整える
#ウチソト編集室


いいなと思ったら応援しよう!