ヱヴァ観たことないけど、あえてOne Last Kissを語る
はじめに
再生数、すごい勢い。
私も全貌公開前からずっとリピートし続けている。
ただ、ヱヴァを一度も観ていないわたしがこの歌について言えることは少ない。
ヱヴァファンたちの考察をありがたく読んでると、やっぱり観ないといかんな~とも思えてくる。
でも、もしかしたらヱヴァ見ていない宇多田ファンとして何か言える事もあるかもしれない。フラットに。
ということで、「これは誰目線の歌だ~」とかはまったく言えないけど、知らないなりに、知らないからこそ思うこと書いていきますよ。
I love you 事件
まずは、サビのメインフレーズ。
I love you, more than you'll ever Know
歌ってみると「忘れたくないことぉ~」という日本語と合いすぎてびっくりする部分でもありますよね。
「ever=エヴァがはいってる!」というコメントがあって、なるほど~と思ったけれど、私が注目してしまったのは「I love you」というフレーズ。
めずらしくストレートに言ったもんだ。
『forevermore』でも「愛してる」とストレートに書いて「おぉ」と思ったけど、「I love you」をここまでまっすぐ使うのって初なんじゃないかな?
事件ですよね。
″嘘みたいな I love you” とか ”今夜もリクエスト来ています I love you”とかはあったけども。あとはクリスマスソングくらい。
で、よくよく考えると、エヴァ3部作は
「It's only love」 に始まり、「Everybody finds love in the end」と常に ″love″が コアにあったのだ。
彼女はいつだって愛と喪失と歌ってきたけど、その中でもあえてシンプルで強い愛の表現を使っただけで、エヴァはきっと愛の物語なんだろうなと察します。
ちなみに、他に3曲の共通として、「世界消えるまで」「あなたが守った町」「この世の終わりでも」みたいなセカイな規模感の言葉がすっとはいるのも特徴かなと思っています。
最後のキス
エヴァにおいてキスは特別な意味があるらしいですが…、
私が想起しちゃうのはやっぱり『first love』 の歌いだし。
最後のキスは たばこのフレーヴァーがした
20年後に発表された『初恋』という対になる作品はあるとして、今回も初恋とその喪失をテーマにした曲として兄弟に当たるのではないかと思ってしまう。
ダカーポ記号が<はじめに戻る>を表すなら、なおさら。
そして、もう一曲Last kissで連想するのが、人間活動前のラストを飾った『Goodbye Happiness』の最後のフレーズ。
そして もう一度 kiss me
ここで一回閉じてたんだなと今さら気づくわけだが。
そんなこんなで、今回のタイトルが区切りや終わり(であり、はじまり)にふさわしい言葉だな~と思う。(もう一回いうけど、ヱヴァは一度も観ていないw)
タンッタンの謎
最初に聴いたときから気になってたAメロの韻のリズム。
はじめてのルーブルは なんてことはなかったわ
わたしだけのモナリザ もうとっくにであってたから
はじめてあなたをみた あの日動き出したはぐるま
最初と最後がaの母音でループしているというので話題になっていたけども、わたしが気になっていたのはどっちかいうと、最後のとこで強いaが続いてタッタンってなるとこですね。これがやみつきになるなと。
で、この感じは、サビの「ever know」のとことか、最後のフレーズ
まぶしい午後(ごっごぉ)
まで引き継がれている気がする。
なんだろ~って思ってたんだけど、そこはヱヴァファンの一言に救われました。
「このイントロ ヤシマ作戦のBGMやん」
なるほど!
それ、シン・ゴジラで聴いたことあるぞ!
そっか、「タンタンタンタン ドンドン」のドンドンか。
そっか~~~ずっとそれなんだ。すっきり。
やっぱりヱヴァ観ていないとあかんすね。
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それにしても復帰後、新曲を発表し続けているHikki。
「もうひとつ増やしましょう」って言ってまた大切な歌を増やしてくれてる感じで、たまらないです。