ぱんだのお遊戯会『シンデレラ』
劇団ぱんだプロデュース:ぱんだのお遊戯会『シンデレラ』
観劇させていただきました。とっても完成度の高い、素敵な劇でした!
聞けば2020年6月に着想を得て、それを11月に公演するという入念な準備ぶり。緻密な準備と構想の上の企画、大好きです☆彡
ここでは、ツイッターの140字では書き切れない感想を書いていきます。
【「みんなで楽しく良い劇にしよう!」という意思】
「やるからには楽しくないと!」という気持ちを軸にしていたことで、誰もが始終笑顔で鑑賞できる作品になっていました。これってすごいこと。
きっと一人一人の意思で「より良い公演にしたい」と意見を出しあったり改善したり、の積み重ねだったんだろうな、と。そういうのって伝わりますよね。みんなが最後まで同じ方を向いてるのって、とっても大事。
【演者一人一人が舞台の世界観と合っていて、違和感がない】
シンデレラの世界観を再現するための衣装やワールドなど、とても良い雰囲気で統一感があったため、すっと世界に入っていけました。個性的な面々が舞台に立ち、現代風にアレンジされていても違和感がなかったです。王子がアラン君だったのも、カッコいいし品があるからピッタリ!
*アラン君って誰だろう?という人は、ぱんだちゃんのライフワーク小説「恋するプリンセス」をぜひご一読ください。
ワールド作成やギミックに舞台裏装置など、関心しっぱなしでした。甘野氷さんの技術力すげぇ。
【とにかくすごく優しい】
お遊戯会出演者、スタッフ、観劇者(保護者)にコメント欄など、みんなすごく優しい。なんかあったかいよね。愛を感じるというか。
そういう人望や信頼関係をつくりあげてきたぱんだちゃん、すごい。
前から「 ”楽しむこと” と ”頑張ること” のバランスがすごく良く取れてる人だなぁ」と感じてはいたけど、今回のぱんだのお遊戯会ではさらにそれが具現化されていたと思います。私はつい ”楽しむ感性” を置き去りにしてしまいがちなところがあるから、見習いたいな。
【演技も歌も素敵!】
演技も歌も、みなさん素敵でした!みんな歌唱力高すぎ!ずっと観ていられる心地よさ。演じ切っている感じがカッコイイ☆彡とっても刺激的で、Miliaさんの演技は特にゾクゾクしたなぁ・・。
シンデレラに嫌みなことを言う義姉も、結局は「愛されたい気持ち・自分を愛したい気持ち」を根っこに持ってるのがまた良いですね。(本編のシンデレラもそうなのかな??)
百聞は一見に如かず!こちらのアーカイブでご覧ください。
【ぱんだのお遊戯会『シンデレラ』】
さてさて、素晴らしい作品にはつきものの”製作秘話”。
スタッフのインタビュー動画で、6月からの軌跡や気持ちの変化が垣間見れる、とても素敵な内容になっています♪
「お遊戯会」の当初のイメージから、だんだんと本公演に向けて一人一人の意思が必然的に変化していく様が、とってもドキュメンタリー☆彡
【ぱんだのお遊戯会『シンデレラ』製作秘話】↓
【さいごに】
リーチャ隊長とエピトくんが観劇後、絶賛の言葉を贈ると同時にしきりに悔しがっていました。
「こういうことだよ!なぜ今までこういうのがなかったんだ!ファンタズムしてる場合じゃなかった!」
「今まで自分が何をしていたのか、悔しいっすね」と。
心がざわざわして、いてもたってもいられなくなる気持ちは私の中にも強く生まれていました。私自身、思い通りに事が運んでいなかったり、日々に押しつぶされそうだったりと少し停滞気味だったけど、また気持ちを新たに ”楽しく” 前に進んでいこうと素直に思えました。失敗なんて恐れるな。全ては経験。
そんな風に、”何か面白いことや新しいことにチャレンジしたい”と自然に思わせてくれて、人の気持ちを大きく揺さぶるハイクオリティなお遊戯会でした。
始終笑顔でいられた時間をありがとう。
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