virtual入学式ありがとうございました!
2020.5.31
virtual入学式、皆様のおかげで盛大に終えることができました。「新しい世界への一歩を踏み出すきっかけになれれば」、という想いから始めたこのイベント。皆さまの笑顔が見れて、とっても嬉しい時間でした。
本当に、ありがとうございました。
前回のvirtual卒業式では、私の回線トラブルで音声や姿が途切れ途切れでした。私以外の出演者でも同様の現象があり、そのトラブルにどう対処していくのか、というのが一つのポイントになっていました。
今回はそれを回避するための策や、回避できなかった時の次善策を講じて臨みました。
結論から言うと、私自身はイベント始まってほどなくして姿も音声もほぼ会場に届かない状況になってしまいました。
デスクトップで入りなおし、コメントなどを通じてイベントを動かしていた状況です。ほぼ私不在の状況に見えますが、私からは皆様の姿や様子、音声が聞こえていました。
【バーチャル幽体離脱】
この現象を、私はバーチャル幽体離脱と名付けました。
そのため、バーチャル幽体離脱が起きないようにすることだけでなく、起きた時にどうするかという対処法も頭を悩ませました。
そこで、運営上のテーマとして「主催の私がいなくても回る仕組み」をつくることにしました。
①・ディスコードサーバーで「緊急事態チャンネル」を設置し、出演者同士がイベント中でも連絡を取り合えるようにする
②・いざとなったら私がデスクトップで入り、コメントで進行する(デスクトップで入るとマイクが使えないのです)
③・事前に台本や進行スクリプトを用意し、共有化しておく
という三点でした。
バーチャル幽体離脱はほどなくして本格的に起こり始め、三つの仕組みはフル稼働。それでも無事にイベントを最後までやりきることができました。
【嬉しさと寂しさ】
皆の力で入学式イベントをやり切れて、本当に嬉しかったし、会場に来てくださった方々も楽しんで笑顔になってくれていたのがわかりました。
とってもとっても嬉しかった。
と同時に、回線のトラブルで姿と音が届けられない時間の方が長くて、とってもとっても寂しかった。
もっと自分の言葉で想いを伝えたかったし、たくさんの人とお話したかったし、今ここに皆と存在していることを、もっと強く感じたかった。
でもやっぱり、私がそのようなバーチャル幽体離脱状態であってもイベントが進行したことは、とても素晴らしいことだと思うのです。私に何かあっても、仮に私が不在でもイベントが極力滞りなく進行するという状態を私はイメージして準備していたので、その想いは叶ったと言えるでしょう。
何かを創ったり始めたりすることは、とても大切なことで。でも、それは常に同じ姿でいるわけではなくて、変わり続けていて。
「自分がいなければいけない」状態から、「自分がいなくても大丈夫」という状態に、「何かをいい感じに手放す」という感覚は常に持っている必要があると思うのです。何事も。
子育てもそうですよね。
卒業や入学に対して嬉しくもあり寂しくもある気持ちは、自分から飛び立ち、巣立ち、離れていく時の気持ちと同じなのだと思います。
弓矢を解き放つように、自分の手元から自由に羽ばたける環境を用意する。そして、私自身がこの世界からいなくなっても、前を向いて歩いて行けるようになれていたらいいな。
【手に入れることと手放すこと】
このあたりをもう少し掘り下げてみます。
入学したり、何かを学び始めることは、何かを知り、身につけ、世界を広げ、何かを手に入れていくこと。とっても大切です。やりたいことやできるようになりたいこと、手に入れたいものって、それぞれたくさんありますよね。私も山のようにあります。
そして、何かから卒業するということは、さらに新しい世界へと進んでいくこと。手に入れた分だけ、何かを手放す。そうして、また何か新しい世界へと進んでいく。
何かを手に入れたり、手放したり。
嬉しくなったり、寂しくなったり。
そんなことを繰り返しながら、全てを受け入れて笑顔でいられたらいいな。
きっと、これからも何かを始めて、何かを手放していくのだと思います。
みんなと一緒に、これからも色んな体験をしていきたいです。
みんながいなければ、ここまで歩いてくることはできませんでした。
本当にありがとうございました。
*笑顔プロジェクトについても、ゲストの方々のステージについても、たくさんたくさん伝えたいことがあります。また改めて書きますね。