現場が欲しがるゲームイラスト採用ポートフォリオ~超基礎編~
ゲーム会社のクリエイティブディレクターだったポッ鳥です。
採用も業務の一環でしたので、ポートフォリオも山のように見てきました。
そちらの経験と照らし合わせながら、ポートフォリオ作りの超基礎をできるだけわかりやすくご紹介したいと思います。
①ポートフォリオとはなんぞや
色々すでに紹介されているHPが多いですが、なんだか難しそうな内容が多いですよね。
実はシンプルです。
ポートフォリオとはズバリ、「自分のイラストメインの履歴書」です。
すでに色々なHPで取り上げられていますが、ひとことで言うと上記のようになります。
履歴書には、名前や学歴を書きますよね。
そういった自己紹介を2~4ページで収め、残りのページにイラストを載せ、まとめたものがポートフォリオと呼ばれます。
自己アピールをする最初の晴れ舞台ですね!
②ポートフォリオってなんで作らされるの?
作品ならHPで見てほしい。と心底思った方も多いでしょう。
ズバリ答えを言うと、企業はあなたが持つ「相手を魅了する技術」を知りたいと思っています。
素敵な作品を作れるというだけでは残念ながら、採用に至りません。
自分の人生がかかっている場で、紙や画面の端から端まで工夫を凝らし、採用担当者に魅了の技術アピールをしてほしいと、企業は考えています。
③魅了する技術とは、具体的に何?
ほんの一例ですが、例えば以下のような技術です。
●見せる相手(→企業)に合ったテイストのイラストを用意する
●ポートフォリオ全体のデザインを、自分のイラストの傾向に合ったものにする
●レイアウトを整える
●企業に、自分を知ってもらうための情報を入れ込む
ざっくりしすぎですかね…。
この部分だけで1冊の本が出来上がるくらい細かくて奥の深い部分です。
特に見せる相手に合ったテイストのイラストは注意して用意しましょう。
例えば格ゲーで有名なゲーム会社に、ラノベテイストのイラストを用意してしまう等。
イラストの技術は高くても、会社選びにミスマッチが起きていると捉えられてしまう可能性が高いです。
④どのくらいページを入れれば良いの?
厳密に何ページとは言えませんが、何をアピールすれば良いか全然分からないという人であれば、まずは20ページを埋めることから始めてみてはいかがでしょうか。
20ページという理由は単純で、一般的に売っているクリアファイルの枚数だからです。
めちゃんこ単純ですね…すみません。
でも多すぎさえしなければ、これくらいの理由で決めてしまっても私は支障ないかと思います。
アピールしたいページが増えてしまったら、増やしたいページ数に見合ったクリアファイルがあることを確認してから作ると、シンプルに悩まずにすみますし。
採用担当者が適切に読める量と一般的によく言われていますが、そもそも、見せる魅力の持ち主かどうかはザラっと見てしまえば分かります。
私はだいたい3回ポートフォリオを読み返しますが、1回目はだいたい1分です。
文字も1回目はろくに読みません。3回かけてふるいにかけます。
さすがに100ページとかあるともう少しかかりますが、読む手間は20ページも40ページも個人的にはあまり変わりません。
本当に、真価は内容によりけりです。
まとめ
特にはじめてのポートフォリオ作りだと、何が良いのか分からないポートフォリオ…。
記事内のこの部分が難しすぎる!や、掘り下げ用意してほしい等のご要望がありましたら、コメント欄にてご意見いただければありがたいです。
少しでも本記事がお役に立ちましたなら幸いです。