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あなたはどっち?イラストレーターの2つのカテゴライズ | ポッ鳥の内製絵描きマインド

イラストレーターには2種類のカテゴライズが存在するのをご存じでしょうか。

「デザイナータイプ」「アーティストタイプ」です。

ポッ鳥はずっとデザイナータイプだと思っていたのですが、ある日アーティストであることに気づいて驚愕しました。

そして、このカテゴライズのズレによって、ポッ鳥は自分のイラスト業界のロードマップを変更せざるを得なくなりました。

ともすればカテゴリを混同しがちな「デザイナー」と「アーティスト」。

両者は絵を描くという共通点はあるものの、実は全く別の側面を持っています。

自分はどちらのタイプなのか、認識をしっかりさせることで今後のイラストとの向き合い方の方針が定まりやすくなります。

興味のある方はぜひご拝読ください。



デザイナータイプ


イラストの依頼を受けて、顧客の要望に見合った理想的なデザインを作り上げるのがデザイナータイプです。

時代の流れにも柔軟に沿い、企業に必要な模倣や大量生産にも違和感なく対応できます。

企業で結果を出す理想的なタイプと言えるでしょう。

どちらかというと、イラストのオリジナリティの追求は苦手なタイプでもあります。

アーティストタイプ


周囲の様々なものを吸収し、全て自分の作品として表現しきるのがアーティストタイプ。

自分の作品に対して抜きん出た表現力を持ちますが、模倣や大量生産は苦手な傾向にあります。

尖ったオリジナリティを企業に売り込むことができます。

カテゴライズが違うとどうなるのか


主に働き方が異なります。

例として、2タイプのキャラクターデザイナーがゲーム開発プロジェクトに参加したとします。

デザイナータイプはメインキャラクターのテイストに似せて、サブキャラクターやエネミーを揃えるのは特に苦になりません。
楽しんでゲーム開発に勤しむことができます。

ただ突然キャラクターデザインを任されると、クオリティーが落ちるか、とても長く制作時間がかかってしまいます。

アーティストタイプはメインキャラクターのテイストに似せるスキルを持ち合わせていても、なんとかそこにオリジナリティを取り入れようと工夫します。

また量産フェーズに多くを学ぶことができますが、オリジナリティを発揮しきれないため、どこか歯切れ悪く、ゲーム開発そのものを楽しみきれません。

突然キャラクターデザインを任されると大喜びし、すぐに何案もアイデアを提出することができます。


どちらでも優劣はありません


デザイナータイプはゲーム制作でたくさんイラストが必要になった時に、特に活躍します。

アーティストタイプは大口の案件が舞い込んでくる機会が多いです。

どちらもゲーム制作チームにとって必要な存在なので、優劣はありません。

ただ、チーム内で振られるお仕事内容は大きく異なってくるかと思われます。

現場で統計をとってみましたところ、デザイナータイプの方が比率的に多かったです。
おそらく、アーティストタイプはフリーランスに多いのかなと思いました。

社内比率の統計は個人的に意外…!

みなさんはどちらのタイプでしょうか。
業界未経験だよ!という方も、現場を想像して一度確認してみると、新たな境地を発見できるかもしれません。


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