ゲーム会社にイラストレーターで内定する人の特徴とは | ポッ鳥の内製絵描きマインド
ご存じの通り、ゲームの内製イラストレーターの募集は狭き門。
小企業でも3桁の応募がやってきます。
その中で内定を得るには、一定の能力を示す必要があります。
能力って…色々あるのでは?と考えてしまいがちですが、ざっくりと分けてしまえば、内定に必要な能力は4つのカテゴリのみです。
今回、こちらを採用担当のクリエイティブディレクター目線でご紹介したいと思います。
①即戦力
実は、第一次選考で来た郵便物の封を破り、最初に見るのは履歴書ではなく、ポートフォリオです。
学歴はほぼ関係ないと言って良いでしょう。
基礎画力はもちろんのこと、ほかに
●ポートフォリオをいかに見せる人の立場に立って考えて作られているか
●企業に合ったコンセプトで作られているか
をよく見ます。
こちら、今回も深掘り記事を用意しました。
【深掘り】大手キャラクターデザイナーが語る、入社したてに求める「即戦力」とは
巷でよく見る「即戦力にはデッサンが最も大事」論ですが、私は現場にいていつもこれに違和感を覚えていました。
本当はなにが求められているのか、上記記事でぶっちゃけてます。
②Photoshopが使える
大小にかかわらず、デザイン・イラスト業界の企業が「とりあえずこれ入れといたら仕事できるだろ~」と、導入するのがPhotoshopとIllustrator。
そのため、どの会社にも上記ソフトは存在しています。
Photoshopは内定後、ツールについて勉強していたのではとても業務についていけません。
先行投資を考えるには高価格がネックですが、こちらはできるだけ早く触ってぜひツールに慣れておくようにしましょう。
一方、Illustratorはイラスト就活サイトに必須と書いてある記事が多いですよね。
こちら、全然必須じゃありません…。
身に着けていたほうが有利な能力には違いないですが、ツールのさわり程度の能力で内定まで十分通用してしまいます。
Illustratorを軽率に考えていると思われないよう念のため、私は最前線で使える少数派です。
めちゃんこ便利に使っています。
Photoshopってどの程度の知識が必要なの?というため、ツールスキル一覧を作ってみました。
【深掘り】ゲーム業界に受かるためのPhotoshopスキル一覧
チェックボックスがあり、印刷して確認しながら使えるようにしてあります。
上記のような記事、私は欲しいなーと思ったことがあったのですが他で見たことないんです…なので初試みです。
もしご興味がありましたら便利に使っていただければ嬉しいです。
③コミュニケーション能力
絵描き人のほぼ全員が大大大苦手な能力、コミュニケーション。
私も苦手です…日本語上手くなりたい。
ですが入社後のチーム制作では必須のスキルになります。
就活面談の面談相手のほとんどは現場に立つ社員が行いますが、経験を重ねた人ほどコミュニケーション能力を重視する傾向にあります。
最前線で活躍できるほどの超実力の持ち主でも、偏屈・卑屈さを発揮するだけで選考落ちすることがあるほどです。
コミュニケーションに自信のない方は、面談前にしっかりとシミュレーションを繰り返しておきましょう。
④応用力
色々描ける能力、固定概念にくくられない能力。
「応用力」とは色々解釈できる言葉ですが、どの解釈にしても必要な能力です。
〇〇と△△を組み合わせてみました!
や
〇〇描いた際に、こういった工夫をしてみました!
〇〇を△△っぽく描いてみました。等々。
こうした工夫はポートフォリオにも表れやすいです。
アルバイトや派遣募集の際には選考ハードルがやや下がりますが、正社員希望でしたら必須の能力となります。
まとめ
企業によって求められる細かな能力は異なりますが、今回ご紹介した4つの能力でおおよそ合否が決まるといって良いと思います。
更に具体的に現場目線の情報が知りたいといった方のために、また近日中に掘り下げをご紹介したいと思います。
記事アップのさいにはリンクを追加いたしますので、もしよろしければご一読してみてください!
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