ドバイ、アブダビその1

短い日数ですが、ドバイとアブダビへ。はじめての中東でしたが異国感は薄く、きっと金融・観光で成功したドバイならではの都市化によるものかと思いましたが、合流した石油会社の友人に聞くと、今やアラブの街は皆んなこんな感じだよと。


歴史保存地区以外では、アメリカ郊外のようなどことなく哀愁漂う光景でしたが、ブルジュ・ハリファなど開発エリアはニューヨークやシンガポールと変わらない完成度でした。

面白かったのは最初に感じた哀愁で、表通りの華やかさの裏側で、まるで楽屋裏が街並みのように続くほど、ゆるい部分がある事です。空きあらばサボって居る感じの人達。

そもそもUAE 人は1割程度で、ほとんどが外国人労働者。その4割はインド人です。アラブの国というよりも、人種るつぼのニューヨークなどに近い印象です。それは気兼ねなく街歩き出来る安心感へもつながっています。

ドバイからアブダビへの移動はそんなインド人ドライバーによるハイヤーで、つたない英語ですが、なんとか1日付き合ってもらいました。実際ドバイはメトロが発達してますが、アブダビは都市もスキマが多く移動は車がないと難しいです。

先ずはオールド・ドバイが見たく、19世紀の修復・改装された建物が多いバスタキア歴史保存地区へ行きましたが、余り人はいませんでした。その分、建物間隔や中庭、階段、テラスなどのスケールを味わうことが出来ました。

次の中東初の現代美術館は未完成の街中にあり、砂利道を抜けた先でした。そもそも途中で止まったような現場も多く、計画的思考を苦手とし、土壇場の実行力が凄いといったアラブ社会が垣間見られます。

展示作品のクオリティは高く、空間も豊かでしたが見学者は全く居ませんでした。平日とはいえ日本ならありえない状況かと。

パームジュメイラは上空からしか分からないほど大きな島ですが、真ん中を走るモノレールへ乗って見ました。弧を描く一本いっぽんには、邸宅が連なっています。海岸線を長くとる手法なのでしょうが、余りに割り切った人工的な操作はむしろ圧巻です。

メトロからドバイ・モールへ続く動く歩道は、恵比寿ガーデンプレイスの倍はあると思います。雨に濡れない空間ですが、もう少し高揚感を演出しても良いかと。

簡単な食事と、朝食用にパンを購入する程度の用事ですら、世界一のモールは広大すぎて何度も迷い、グーグルが今後ビル内プランへも連動することを願いました。


同じく「世界一の」噴水を見ようと池へ向かうと、ここに皆んな居たのかと思うほど、ドバイへ来てはじめて群衆に遭遇しました。噴水も圧巻でしたが、帰りのメトロが入場規制するほどの混雑にも驚きました。

夕飯は北朝鮮レストランにて冷麺をいただきましたが、美女たちのショーは見られませんでした。

#ドバイ #アブダビ #uae #アラブ #ルーブルアブダビ

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