幸せな瞬間

自分はどんな時に幸せを感じているのか。

あんまりちゃんと考えたことがなかったけど、最近気づいたのは「人と喋ってる時」が結構幸せだったりする。

ただ、じゃあ誰とどんな話をしていても幸せなのか、と言われるとそういうわけではない。当然といえば当然だが、「喋ってて楽しい相手と、喋ってて楽しいことを喋っているとき」が幸せである。

意外に思う人もいれば、そうでない人もいるかもしれないが、自分は喋るときは結構喋る。というか条件が整えば、「引くほど」喋ってしまうこともある。でも基本は社交不安の傾向があるので、多くの場では無口を貫いている。

気軽な雑談よりは、ちょっと重めの話が好きだ。自分は趣味嗜好に偏りがあるので、気軽な雑談はかなり苦手だ。昔から悩んでいることとか、生きるとは何かとか、社会に対する考え方とか、その人の根幹が見えてくるような話の方が個人的にはとっつきやすい。もっと言えば、そういうちょっと重めの話題を、「神妙に」ではなく、それこそ「気軽に」話せたら最高だなって思う。

そもそも声を出すこと自体が気持ち良いというのもある。ずっと無口でいると何か不純物のようなものが身体に溜まってくるような感覚もあるし、気分が滅入ってくる。思うが儘に声を出すとどこか解放感がある。

そういう幸せな瞬間をもっと増やしたい。というかこの歳になっても、それ以上のことを求めていないまである。

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