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蘭野みゆう著「レクイエス・エテルナ 永遠のやすらぎ」を出版しました

蘭野みゆうという筆名で小説を書いております。
7月17日、パレードブックスより上記の作品集を出版しました。
表題作を含む中掌編5編が収録されています。
表題作は、安楽死という大変デリケートかつ重いテーマを扱っています。
安楽死が合法化された近未来の日本を舞台に、ある家族とその友人たちの葛藤を描いています。23年前に構想執筆したものに、最近の情報を加筆し、さらに推敲を重ねた問題作です。
執筆した頃は安楽死への関心はほとんどありませんでしたが、一昨年「プラン75」という映画が上映されたこともあって、日本でも関心が高まってきていると思います。安楽死が合法化されているスイスにまで出かけて行き、目的を遂げる日本人も少なくないとのことを報道番組で知りました。
執筆の動機は安楽死についての賛否を問うのではなく、多くの場合タブー視されてきた死を家族や自らに必ず訪れる現実として受け止め、自分自身の人生の終わり方についても考えるための問題提起とすることでした。関心をお持ちの方は、以下の外部情報をご覧いただければ幸いです。
他の作品は、以下の4編です。
・「疲れた首にミミズを飼う」
  どうやって首にミミズを飼うというのだろう?
・「するめちゃん」
  引きこもりの妹よ、お前はするめだ!
・「僕の恋人は薔薇の香りのおならをする」
  恋はおならさえ味方につける
・「袖は片敷く」
  独り暮らしの老女の日常は非日常


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