批判者トーマス
どーも、この時点で何も書くことを考えていないおれです。
つーわけでそろそろ書き始めないといけないから受験以来の脳みそ回転状態。
とりあえず電車に乗っているから電車のことを書こうと思う。
おれが育った場所は、電車はあるけど車の方が便利よねといういわゆる地方都市で、電車に乗るのはほぼ母方の実家に遊びに行く時くらい。
小さい頃にかーちゃんに連れられて、毎年夏と年末に使っていたほどのライトユーザー。
小学生の頃には1人でできるもんと数百kmの道のりを、乗り換えしつつ行ったりしていた。
今考えるとケータイも持ってないお子様になかなかハードな課題を投げかける。
しかし、そんな未来のおれの心配をよそに、小学生のおれはこの世の自由を謳歌し、ばーちゃんちに向かっていた。
そんなこともあり都会の駅の乗り換えも慣れていたし、次の乗り換えにはどの駅に行くかというのは、ばーちゃんち行く基点で知っていた。
しかし実家を出て一人暮らしを始めた際に、そんな理解は理解に入らないことを理解した。
おれのJR3路線に限定された路線図は、バトルマンガのトーナメントばりにわらわらと出てくる他のJR路線、地下鉄、私鉄、モノレール、チンチン電車といった魑魅魍魎たちからすればほんの一部分だった。
ドラクエ4の一章で全クリだーと勘違いしていたようなもので、おれは完全に哀れなライアンであった。
そこから、この路線に乗ればここに行けるというのを実戦の中で覚えていった。
入学して仲良くなった同じく田舎者のホイミンと共に、聞いたことある街にとりあえず行くということをしていた。
一度、この電車に乗れば着くはずと勇んだ結果、休日運行で降りたかった駅に停まらなかったことがあった。
純朴なイケメンに対してこの仕打ち。
都会こえー!とおれらのHPは残り2まで減った。
ホイミンは「このまま知らんとこに連れてかれる」と涙目で、ホイミをかけてはくれなかった。
また、実家に帰省する際には各駅停車で帰っていた。
子供の頃ばーちゃんちに行っていた時は、距離もあったので特急だったが、金はなくて時間だけある学生は特急代をケチって帰省する。
都会から田舎に変わっていく風景をふぉーっと見ているのは、懐かしく嬉しい気がしたし、今となっては電車で帰省しなくなったので、各駅停車で帰っていたのもいい思い出である。
また、学生の最終章、卒業旅行や!と他の友達と電車でどこまで行けるかなというのをやった。
これまたずっと各駅停車だったので、そろそろ今日の寝床を探さないといけないとなった時、共通の女友達が実家に帰っていて、しかもここから近い!ということに気付いた。
早速アポを取ったところ、最強な驚きと最強にめんどくさそうなリアクションが同時に襲ってきた。
とりあえず親御さんに聞いてくれるとなったら、なんとおかーさまもおねーさまもOK。
どこの馬の骨だか鹿の骨だかわからん野郎どもに関わらず、普段の人徳がこういったところで活かされるのでありますなぁ。
ご実家にお邪魔して、近くの公園かなんかでダベっていた時に「そうだ、他の友達に電話でドッキリ仕掛けよう」となった。
その友達はおれたちが電車でアテもなく遠くに行くことを知っている。
おれから電話をかけて、女友達に声色を変えて旅先でたまたま会ったテイで出てもらい、「成り行きでゆきずりナイトしかけてます」的なことを言ってもらった。
それを聞いた友達は「やめとけ、自分を大事にするんだ」などと宣いやがった。
ノった女友達が「えーそんなことないよー、みんな楽しいしー」と返したが、「楽しさじゃない、アイツらは危険だ!」と必死に冤罪をなすりつけてきた。
その男は成長したホイミン。
仲間だと思っていたのに、なんたる仕打ち。
王国の騎士が危ないワケあるかボケ。
その後ネタバレして、ホイミンは「アイツが夏の思い出を作ることに嫉妬した」的なことをほざいていた。
欲に忠実なホイミン。
手助けないホイミン。
忘れないよホイミン。
その後、泊めていただいたおかーさまに「各駅乗り継いできて0000円!?青春18きっぷなら2000円くらいで来れたよ」と驚愕の事実を教えていただいた。
JRすげぇ!知らなかったおれたちもすげぇ!
何千円も損しちまったことが未だに悔やまれる。
と、この珍道中はこの辺に…
電車にまつわるネタは尽きないのでありました。
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