ズルルン滞在記2:無知との遭遇

どーも、動物性タンパク質です。
と言うわけで、求められているか否かは頭の片隅に置いておいて、続きを書く誠実なおれ。

前回、空港から目的地(ホテル)に行くまでを書かせていただいた。
※気になる方はがんばって探してみてくれー

おれの滞在するホテルは会社から徒歩3分ほど。
とりあえず朝の6時前に到着し、会社に行っても誰もいない&入れないのでホテルのチェックインをすることにした。

タイ拠点の方が気を利かせて
「朝っぱらから変な日本人が来るけどチェックインさせてくれー」と言ってくれたと聞いて、
もはや顔パスだべと安心して向かって行った。

さらには、英語が伝わらんことは誰よりもおれが知っているので、事前にタイ拠点の方からのメール、ホテルの予約票なんかを紙に出力して、ババーンと渡した。
用意周到。龍頭徹尾。能鷹爪隠。
全日本用意周到選手権があればシードで出場できるわ。

受付の人は「ハハーン、あなたが噂に名高い顔パスのおれさんですね」となっていると思ったが、そこから一向にカギも出てこないし案内もされない。
あら、このままだとおれ「洗濯は来週します」的なアウトドアライフになっちゃうよと焦ってきた。

数分のやり取り(おれはほぼ聞き役)の結果、何やら「お前のクレジットカードを出せ」と言っているらしい。
海外でカードを使うなんて、どんな悪行に使われちまうかたまったモンじゃない。

スーパーデラックスハイパー保守的なおれは、その瞬間地球上で1番怪訝な表情を見せたが、受付の人は地球上で1番早くこの日本人から解放されたい表情をしていたので、地球上で1番空気を読むおれは仕方なくカードを出した。

※後で会社の偉い方に聞いたら、それはデポジット的なやつでチェックアウトするとき返ってくるとのこと、無知野郎おれ

他にもなんかいろんな説明してたけど、わからなかったらとりあえず後でまた聞けばいいべとOKイエスコップンカーの3連単で乗り切った。
ようやく通された部屋はゴージャスかつファビュラスで、これまで泊まった日本のホテルでも早々ないところだった。
叶姉妹は難しいが、広瀬姉妹や上白石姉妹なら笑顔で「いいね」してくれるだろうレベル。

キッチン付きのリビングには4-5人座れそうなソファ、寝室にはエクソシストの悪魔が4-5人いないと動かせないサイズのベッドがドドンと置かれ、一人暮らしには広すぎてむしろビビった。
キッチンで「よーし、生活に慣れたら食材買ってきて自炊しよう!」と気合いを入れたが、その後外食に慣れて、自炊することは無かったと先に言っておく。

デカすぎるベッドで仮眠していたら、偉い方が出社したらしく会社に来てくれとなった。
いろいろご挨拶やらIDの登録やらかまして、その方と昼メシを食いに行こうと外に出た。

※今後偉い方をOさんと表記する。
 Oは「お兄さん」の略であり、断じて「おっさん」ではない。

ビルの向かいには高島屋のゴージャス版みたいな華美な百貨店があり、その横にはなんか有毒ガスが出てそうなドブ川が流れている。
空港から向かう時にも見たハイコントラストなこの情景に早く慣れないといけんなとこれまたマジメに思っていたところ、Oさんがここにしようと店を決めてくれた。

まさかの店であった。
すでに日本の味が恋しくなっていたホームシックおれにとって、タイ初の食事は一風堂であった。

トンコツが染みる。染み入る。
ちなみに、タイの方々のお口に合うようローカライズされたメニューがあり、それを見るのも楽しかった。

その後近くにあるスーパーやら店を教えてもらったり、PCの設定したり外に行ったりなんやかんやで初日が終わった。
サザエさんの12倍の慌ただしさで1日が過ぎ去っていった。

さーて、次回のおれさんは、
・屋台の主食はゲンゴロウ
・初めての謁見
・チャオプラヤ川の決闘
の3本です。

嘘です。

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