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インターのタレントショーの準備の話

*先日記事に書きましたタレントショーの記事はこちらから。

次男がインターのタレントショーに参加しまたしたが、思ったより親も先生も大変だったというお話です。

当日までのプロセスを大公開!!


1. 募集

primaryのグループ発表ですと、練習も含めて先生主導の発表と思われるものもいくつか見受けられました。次男は先生の「やりたい人〜」の一声に手を上げて、グループダンスに出演決定。中には複数のグループを掛け持ちしている子も見られます。ここで参加者全員のWhatsAppグループが作成され、連絡が来るようになります。

2. 練習

次男の場合は学年を超えてのグループでしたので、授業時間やランチタイムの時間を利用していました。
インドのダンスでしたので衣装も指定があり、「○日まで(2日後!)にチェックするから持ってきて」「来週スティック(!?)持ってきて」等 WhatsApp に突然連絡がきます。インドの知識がない私は相当慌てていました。今回は同じコンドにインド人ママがいたので、洋服が売っている場所や、準備してと指示がきた dandiya sticks と呼ばれるスティックの作り方など気軽に聞けてとても助かりました。このお母さんがいなかったら乗り越えられなかったかもしれません。女の子はアクセサリーも重要で、先生が一人一人チェックします。

3. 一次選考

この日までに出演者はサウンドを用意。ちなみに先生主導の次男のグループは1次・2次ともに選考なしで出演できました。

4. 二次選考

いよいよ出演者決定!
仲良しグループで出演を決めたお友達の女の子のママは、この1日のためにヘア飾りからアクセサリー、ワンピース、シューズまでお揃いの衣装を用意しなければならなく、トータルRM300の出費だったと話していました。子供服が激安のマレーシアでこの値段は高額です。ちなみに男子の我が家は基本洋服だけで良いのでRM45くらいで収まりました。男の子は経済的ですね。

5. リハーサル

前日(土曜)と当日(日曜)にリハーサルが2回ありました。
もちろん親の送迎が必要です。
連日練習が続く中、「生徒一人ひとりがベストを尽くそうとしています。木曜・金曜は必ず出席してね。チームワークが大切だから、休んだ人は申し訳ないけど本番は外しますよ。」という気迫のこもった先生からのメッセージが届く日もありました。

6. 本番

日本では考えられない18時スタート、22時まで続きます。
日中暑いので合理的ですね。
当日は小さい子からセカンダリまでバッチリメイクで登校です。
先生からも WhatsApp で「女子は化粧を済ませてきて、且つ化粧道具は忘れないように、男子は薄化粧で。」と連絡がきました。化粧はマストのようです。
演者の集合が16時30分でしたので、日本人の我が家は15分前に到着。
もちろんみんな来ていません(笑)(on time って書いていたのに)

初めてのタレントショーは、子供たちにとって素晴らしい成長の機会であったと感じます。次男が緊張しながらも大舞台に立ち、その経験が彼に良い影響をもたらしたことは確かです。同じコンドに住む方からの温かい賞賛に、実際次男は自己肯定感爆上がり中です。

子供たちが自分の得意なことを気軽に発表できる場は、彼らの個々の才能を伸ばし、自分らしさを大切にする大きな機会となっています。日本でも習い事している子供は多いので、このような順位(優劣)やルールにとらわれずにノリと勢いで発表できる機会が頻繁にあればよいのではと考えます。

マレーシアでは休日のモールのイベントなどでもタレントショーがあり、気軽に参加できる文化があります。
日本でもこのようなことをやってみてはどうだろうか?

・公立校だと予算の関係でステージセットが中途半端感が否めない
・市区町村単位で企画した場合、応募自体のハードルが上がる
・ノリのよい司会者がいるかいないかは教員次第、外注だと費用がかかる
・結果、学習発表会のような一芸終わって拍手みたいなことになる

考えてみましたが、日本で上手くいくイメージが湧きませんでした。。。

これからも子供たちが様々な経験を通じて心豊かに成長していくことを楽しみにしています。
ではまた!

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