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天使と悪魔

保育園に行くまではただ慌ただしく、娘に朝ごはんを食べさせ、手や顔を洗わせ、着替え、はみがき、体温計で測定…

慌ただしく行われるお決まりの流れに娘も、うんざりな様子。

朝、娘が出されたご飯を何も汚さずテーブルで食べて、着替えもこちらが選んだものをすんなり着てくれて、保育園に行こうと言えばついてきてくれれば、こちらの余裕も生まれるがそうはいかない。

娘はリビングに敷いてある布団や床でごはんを食べたいと言い、着替えはあれでもないコレでもないと注文が多く、洗濯中の服を着たいと駄々をこねる。同じ文言を毎日繰り返す娘に、私も同じセリフを吐く毎日に疲弊。

保育園に行くよ、と促せば「まだいかない」と、ここからも長い。とにかく長い。

自転車の後部座席に乗せてラストスパートってときも、自転車の鍵の開けしめを繰り返さないと気が済まなくガチャガチャと開け閉めを繰り返してる。

あとはペダルをぐるぐるすることに夢中になっている。

と…愚痴を書けば永遠に書けるので端折るが、2歳児はかわいい瞬間と大変が乱高下。

天使と悪魔みたいなのだ。

こちらの情緒ももちろんジェットコースターのように激しい。

仕事がない日はたまに、保育園送迎後に喫茶店に入り茶をしばきながら読書タイム。

慌ただしい毎日を送ってると、ゆったり過ぎる空間が落ち着かない。この空間に適応出来ず、お腹が痛くなってすぐ出るのがオチ。

でも、また来ちゃうんだけど。


今日は雨が降っていたのでカッパを身に纏い、自転車でスタバまで来た。

雨は止んだ。スコーンと茶をしばいて本を読んでいる間に。

雨上がりはカラッと晴れるのではなく、曇り空にしっとりとした空気が流れる。

スタバのカウンター越しの窓からみえる景色には、冬はまだかまだかと待ち遠しくしている木々たちの姿がある。

木々たちも、さすがにこの暑さにはもう飽きただろうと感じながら、冷めたコーヒーをすする。

さあ、コーヒーカップの底が顔を出す前に本に視線をもどす午前10時6分。

もうすぐ、昨日処方箋を出した薬局に薬を取りに行き、夕飯の買い出しに行こう。

家族が今日も健康に帰宅するのを願いながら。

むぎあじ。




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むぎあじ。
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