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アジャイルのお勉強③
今回は、インセプションデッキについてです。
インセプションデッキは、書籍『アジャイルサムライ』の中でJonathan Rasmussonによって紹介されたものです。
私は、研修を受けた際に『インセプションデッキは、企画書や稟議書のようなものですよ』と教わりました。
今回のプロジェクトではどういったことを実現したいのか、そのためにどういった進め方をするのかを示した道しるべみたいなものですね。
なので、プロジェクト実行中はみんなが常に見れるところに掲示して、自分たちの進む方向が間違っていないのか確認しながら推進していくように心がけます。
私は、このインセプションデッキを見た時に、PMBOKに出てくるプロジェクト憲章に近いのかなと感じました。
記載する内容については、10の質問というのがあり、以下のようなものになっています。
1.我われはなぜここにいるのか
→背景・目的を明確にし、共有する
2.エレベーターピッチを作る
→今回作る価値を一言で説明する
3.パッケージデザインを作る
→キャッチコピーやアピールポイントを明確にする
4.やらないことリストを作る
→スコープ(やること・やらないこと)を明確にする
5.「ご近所さん」を探せ
→ステークホルダー(プロジェクトに関係のある人)の洗い出す
6.解決案を描く
→実現手段や技術的な課題を明確にする
7.夜も眠れなくなるような問題は何だろう
→プロジェクトで起こりうるリスクの洗い出す
8.期間を見極める
→プロジェクトに必要なスケジュールの把握
9.何を諦めるか
→トレードオフの関係にあるQCDS(品質・コスト・納期・スコープ)の優先順位を明確にする
10.何がどれだけ必要なのか
プロジェクトに必要な資源(人、期間、金)を明確にする
これにより、目的やビジョン、ステークホルダーやリスク、スケジュールなどを明確にしていくわけです。
インセプションデッキは、マネージャーやリーダーが作成するのではなく、みんなで考えながら作成することがポイントです。
そうすることで、プロジェクトのイメージが湧き、共通認識のもとで同じ目的に向かって進んでいくことを目指しています。
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