絶対は絶対にないという綺麗な矛盾

こんにちは七味です。

昔、友人は言いました。「“絶対は絶対にない”ってものすごく綺麗な矛盾だよね」と。当時の私には矛盾が綺麗だと感じられるほど柔軟ではなかったので、その感性に驚いた記憶があります。

思えば、私の思考の3割は今でもその彼に影響されている気がします。会わなくなってから月日が経っているのに。

今の私は、あのときの彼のセリフが少し理解できるようになりました。絶対という言葉がもつ儚さと確かさは、互いに反発しあいながら、それでいてただ1つの言葉におさまっている。そんな綺麗さを彼は感じとっていたのかなと思います。

彼は今どこで何をしているのでしょうか。願わくば何かしらを創造していてほしい。そしてその純粋で綺麗な表現で、たくさんの人の心を動かしてほしい。

そして願わくば、私も同じように、この世の事象の美しさを敏感に感じ取れるようになりたい。

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