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MPLUSPLUS「Embodiment++」にいってきました。
2022年はAmerica's Got Takentでセミファイナルまで進出、パラリンピック開会式でもLED衣装なども担当していました。
私自身も白Aにいたころからのお付き合いです。
以前、PMAJのマッピングカフェにもゲストでで下さいましたね!
TOKYO LIGHTS2023でも、光の祭典エリアのパフォーマンスのディレクターとして活躍、イマーシブウォールやリンクタワーも作りました。
(11/10−12 神宮外苑で行われます!見にきてくださいね)
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今回のCCBTでの展示は、テクノロジーと身体表現の関係をMPLUSPLUSの活動から紐解く体験型展示です。
パフォーマスするロボット
世界初・パフォーマンス専用ロボット3種で構成された人間不在のパフォーマンス/インスタレーション作品
「Unknown RhythmsーHumanized Clock」(新作)
「Morphing Elegance ーRobotic Choreographer」(2018年/2023年改訂)
「Vitality of LightーLight-emitting Existence」(新作)
「動き」「音」「光」の3つの要素の制御システムを研究開発してきた藤本氏が手がけた巨大なロボットアームが登場。
アームのひとつは、1秒間に最大5回転の超高速でパフォーマンスします。
さらに天吊りアームには、オーガンジーという布の帯につけられたLED光がつけられて暗闇を舞うのですが、人間の動きを模したシステムで人間よりも高速・高解像度の動きを実現するロボットが放つ光をご覧ください。
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下記をクリックするとさまざまなMplusplus作品の動画も見れます
巨大な時計の形をしたロボットは時計の針がある日突然ダンスを始めたような不思議な作品です。
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楽曲にはサウンドプロデューサー・ケンモチヒデフミさんも参加。
先日はトークショーも行われました。
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そのほか多様な研究者やアーティストも参加し、テクノロジーによって拡張しゆく未来の「身体性」を考える楽しい空間です!
LEDパフォーマンスの衣装や道具
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MPLUSPLUSのプロダクト約10種類を展示。最新作のドローンフラッグが会場入り口に飾られています!
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LEDミニフラッグや、LEDボード、LED法被 さまざまなグッズを体験することもできます!
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ぜひ皆様CCBTへ11月19日までです!
11月3日(金)にもイベントがあります
[CCBT]
2023.09.16(土)–2023.11.19(日)シビック・クリエイティブ・ベース東京
会期2023年9月16日(土)〜11月19日(日)
休館日※月曜休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)
開館時間13:00~19:00
※ロボットアームによるパフォーマンスは45分毎に上演します
会場シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料無料イベント日でのロボットアームの上演は18:00回を最終とします。
MPLUSPLUSMPLUSPLUS
クリエイティブ・テクノロジスト集団
演出家、振付師、サウンドクリエイター、ロボティクスエンジニア、ハードウェア/ソフトウェアエンジニアなどの幅広い領域のクリエイターらによるクリエイティブ・チームとして2013 年に設立。独自の無線同期の安定性、音・映像・光を駆使した演出ノウハウを武器に、新たな表現や開発を行う。カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™をはじめ、国際的なイベントや企業の企画までステージパフォーマンスに関する多数の総合演出を担当。オリジナルプロダクトによるパフォーマンスを展開するM++DANCERSのほか、2022年には、オリジナルプロダクトやノウハウを実装するMPLUSPLUS STAGEも創設。同年には「アメリカズ・ゴット・タレント」にてパフォーマンスを披露。
プログラム概要
テクノロジーによって拡張する身体。
実世界、バーチャル世界にある、私たちの未来の「身体性」を問いかける。
MPLUSPLUS代表の藤本実は「人間の身体をアップデートする」ことを、ステージパフォーマンスの演出等を通じて行なってきました。
今回、新たに発表する作品は、藤本がこのためのひとつの手立てとして取り組む、人間を超えるロボットによるインスタレーションです。ロボット、テクノロジーによる「身体性」を私たちは受け止め、かつ超えることができるのか。AIをはじめとする人間を拡張しゆく知性が顕在化する現在に、本作ではテクノロジー化する新たな「身体性」を提示します。
MPLUSPLUSは、EXILEやAKB48等のLEDを用いたステージ演出や、「アメリカズ・ゴット・タレント」でのパフォーマンス等でも知られています。彼らは、ダンサーやミュージシャンなどの演者のためのツールとしてプロダクトやシステムを多数開発し、アート&テクノロジーを総合芸術として拓いてきました。
本プログラムでは、2013年の設立以来、MPLUSPLUSが10年間にわたって開発・発表してきたオリジナルのプロダクト約10種類を紹介します。LED9,000個、450個のデジタル数字による初期のプロダクトから、LED17,280個を搭載した縦6.8m横2.6mの布ディスプレイの最新作までを総合的に展示します。実際に来場者が触って体験できるほか、一定時間毎には独自の制御システムが稼働し、会場内の全プロダクトと音楽とが連動するインスタレーションへと変貌します。
「Quantified Dancer」(2017年)
「LED VISION DRONE」(2023年)
「LED VISION BOX」(2021年)
藤本 実 Fujimoto Minoru
研究者、アーティスト/MPLUSPLUS株式会社代表取締役社長
1983年生まれ。自身もダンサーとしてパフォーマンスを行い、神戸大学大学院博士課程にてウェアラブルコンピューティングを研究。東京工科大学での教員経験を経て、2013 年にMPLUSPLUS株式会社を設立。自らがダンサーであるという特徴を活かし、ライブパフォーマンスにおいて新しい表現を可能とするシステム開発・舞台演出を行っている。東京2020パラリンピック開会式に「光の振付師」として参加。2010年には光によって身体表現を拡張するプロジェクト「Lighting Choreographer」をアルス・エレクトロニカ(オーストリア)で発表。2021年には、個展『MOVIN’』を開催。身体拡張を空間に応用した高さ7メートルの巨大新作インスタレーション「Humanized Light」を発表した。