Christian Dior展にいってきました
事務局の本間健太郎です。
パリ、ロンドン、上海、NY、ドーハをと世界各国をまわってきたクリスチャンディオール展が、とうとう日本にたどりつき、昨年12月21日から今年5月28日まで東京都現代美術館で開催しているので行ってきました!
創設者クリスチャン・ディオールと、その後さまざまなデザイナーとともに70年以上も受け継がれてきた情熱から生まれた作品を、すてきなデザインの空間で展示し話題になっています。
プロジェクションなどもさりげなく使われていました。
この展覧会ではディオールが影響を受けた芸術や庭園、舞踏会、日本の豊かな創造性などにもスポットが当てられて、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々が展示さています。
面白かったのが、歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品がずらっと公開されているコーナー。それぞれディオールを受け継ぎつつも新たな解釈で個性あふれる作品になっていました。日本人写真家・高木由利子氏がこの展示およびポスターのために撮り下ろした写真なども作品として飾られています。
クリスチャン・ディオールは、1905年にフランスで生まれ、1946年に自身のブランドを立ち上げました。彼は「ニュールック」と呼ばれる女性らしいスタイルを提案し、戦後のファッション界に革命を起こしましたそうです。しかし、1957年に急死したのちはは様々なデザイナーがブランドを引き継ぎました。これまでにクリスチャンディオールのデザイナーを務めた人物は以下の通りです。
イヴ・サンローラン
1957年から1960年まで主任デザイナーとして活躍し、その後自身のブランドを立ち上げた。ディオールの初弟子
マルク・ボアン
1960年から1988年まで主任デザイナーとして活躍し、タイトな着こなしのスリム・ルックを提案しました。
ジャンフランコ・フェレ
1989年から1996年まで主任デザイナーとして活躍し、ニュールックを再解釈したデザインで人気を博しました。
ジョン・ガリアーノ
1996年から2011年まで主任デザイナーとして活躍し、ロックで甘美な世界観のデザインで若者を虜にしました。
エディ・スリマン
2001年から2007年までメンズラインのディレクターとして活躍し、ロックでスリムなシルエットを提案しました。
キム・ジョーンズ
2018年から現在までメンズラインのディレクターとして活躍しており、ストリートとモードの融合したデザインで注目されています。
そして圧巻なのが、この急斜面の坂になった展示でした。映像を投影していましたが、鏡も上手に使われてダイナミックな展示なっています
こちらの展示では、スペースプレーヤー(もしくはエプソンのライティングモデルか?)が使われ白いドレスにプロジェクション、ドレスの製作様子などが投影されます。
とても見応えのある展示で行ってよかった!
どこも映像をさりげなく使って、作品を引き立てているのがとてもよかったです。もうプロジェクションは照明の一部だなと改めて思いました。
以上ディオール展の報告でした。お楽しみいただけましたか?
クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ
2022年12月21日(水)〜2023年5月28日(日)
10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
一般 2,000 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円 /中高生以下無料本展チケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
公式サイト https://www.mot-art-museum.jp/
東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1050-5541-8600(ハローダイヤル)
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