#36 「論点の整理が上手い人になるには」

今回は、「論点の整理が上手い人になるには」というテーマで視座に合わせた論点整理がうまくなるための学習法について話しました。


論点の整理が上手い人

はち :毎度恒例のジョンさん持ち込み企画!今回は何ですか?

ジョン:論点の整理が異常に上手い人!

はち :異常、つまり正常ではないということですね。逸脱した人。

ジョン:逸脱した人です。

はち :どういう時にこれを感じるんですか?

ジョン:結構日々感じるんです、ちょっと迷走しているプロジェクトをやっている時とかは特に。わかりやすいところで言うと、多分ブレストしてる時とかにみんながいろんなアイディアを発散させていって、百個くらいのアイディアを四つにまとめるみたいなの、あるじゃないですか。アイデアを四つに分類するみたいな。そういうのの分け方が異常にうまかったり。あとはプロジェクトとかでも途中で入ってくる人とか、部分的に協力してもらう人に、「今プロジェクトってこういう感じです」っていうのを説明する時とかに、そのプロジェクトの問題点とか向かうべき方向とか、めちゃめちゃ複雑に入り組んでるはずなのに、問題点を三つぐらいに整理して、ここが問題でプロジェクト迷走してますみたいなのとかをサクッと伝える人と。

はち :うん、それは僕はもう答えを持ってますよ。その答えはね、その人がね、コンサル出身っていう。

ジョン:逆に言うとコンサルでは日々こういう仕事をしてるんですかね?

はち :そうでしょうね。多分そこから学べることって結構あるなと思うのは、結構コンサルがいいかっていう議論じゃなくて、コンサルに入ればそれが身に付くっていうことをみんなが知ってるってことですよね。つまりノウハウがもう体系化されて、形式知になってる。今聞きながら検索したのは、「コンサル一年目が学ぶこと」っていう本の目次は何があるんだろうっていう

ジョン:はいはい。

「コンサル一年目が学ぶこと」の目次

はち :えっと、章立ては4章。コンサル流話す技術、コンサル流思考術、コンサル流デスクワーク術、コンサルビジネスマインド。多分この思考術でしょうね。

ジョン:はい。

はち :思考術見るとですね。あ、一個目がいいっすよ。「考え方を考えるという考え方」

ジョン:はい、キャッチーですけど。

はち :だからあれですよね。多分課題にぶちあたった時とか、ブレストになった時に、ブレストの中身をいきなり考え始めるんじゃなくて、最終的にどういう風に考えて答えに導こうっていうことのプロセスから考えてたんですよね。多分。

ジョン:なるほど。

はち :だから、一個一個必死にアイディアを出すことをやってる人と、アイディア例えば三個出したタイミングで「あれ、これ似てるからカテゴライズできそうだぞ」とかで「カテゴライズしたら、その中で優先順位付けできそうだぞ」とか。だから、そういうアプローチでやっていけば、自分の中で考えようかなっていうのを考えて、本編に入るみたいな感じなのかなっていう。あと、ロジックツリーを使いこなす。これはもうよくコンサルって感じ?

ジョン:使ってますよね、やっぱ。私が言った論点整理が非常にうまい人もロジックツリー使いこなしてます。

はち :うん。あと雲、雨、傘提案の基本。いわゆるイシューから始めようみたいな話ですよね。あと仮説思考。ああ、次、常に自分の意見を持って情報にあたる。これなら仮説思考と近そうだけど。で本質を追求する思考。ここら辺の中に似たようなこと言ってるんだ。三つですって。

ジョン:なるほど、その「考え方を考えるという考え方」のところがイメージできてないから、そこのトピックだけでも読みたいな。

はち :多分、フレームワークでもないけど、考え方のそういう引き出しがあるんでしょうね。だから、このパターンだったらこのフレームワークだなみたいな引っ張り出しをしてるんでしょうね。

紙とペンを使う人

ジョン:論点整理とはずれるんですけど、はちさんは一人で考える時にどういう風に考えますか?

はち :紙とペンですね。紙とペンで乱雑に書き始めるっていう感じ。

ジョン:それは文字も図もいろんなものを含めて?

はち :そう。文字にもなる時もあるし、図の時もあるし。それこそロジックツみたいな時もあるしって感じかな。

ジョン:結構私の勝手なイメージですけど、論点の整理が上手い人は紙とペンを使いこなしてる人が多い気がする。そういう人って普段自分で考えてる時は、紙とペンでめっちゃ整理してるイメージだけど、例えば、自分との1on1で話してる時とかも、おそらく何も使ってない脳みその中でだけで考えてるはずだけど、すごい綺麗に整理してくれたりするんですよね。だからやっぱり染みついてるんでしょうね、考え方の考え方が。

はち :確かに紙とペンでやってることって、脳内にあるものを忘れないように書き出してる感じがしてて、だから、逆にそんなめちゃくちゃ覚えてなくちゃいけなかったり、振り返ったりしなくていい場合は、多分脳の中で完結するっていうのはあるかもしれないですよ。

ジョン:人と話してる時より、自分一人で考えてる時の方が自分の考えを忘れちゃいますよね。

はち :そうそう、二転三転していって二個前、何考えてたっけ?みたいなのはありますよね。

ジョン:そうですよね。人と話してる時の方が忘れない気がする。

今からでも身につけられる

ジョン:うん、そのコンサル出身の先輩の話です。

はち :それで言うと、やっぱりそのスキルめっちゃ必要だから今からでも遅くないっていう気がする。

ジョン:そうですね。私が今、具体的な個人を思い浮かべて喋ってるんですけど、その人のメインキャリアは新卒からしばらくずっとエンジニアをやっていたんですよね。で、そっから数年だけ多分コンサルやってたんですけど、そのコンサル期間は多分そんなに長くないと思うんで。コンサル期間だけで身につけたのかどうかは分かんないんですが、少なくとも今、自分の職場ではめちゃめちゃ力になっていて。ま、その人を頼る人もやっぱり多いので、壁打ちとかでも。

はち :確かにいいか悪いかは別として、新卒で今一番人気なのってコンサルなんですよね。もう圧倒的に人気。でコンサル入って何をしたいかっていうと、コンサルの三年間でビジネスの基本を身につけて自分の事業をやりたいとか、他に次に行きたいっていう声が圧倒的に多くて。やっぱり短期間で身につけるメソッドがやっぱりあるんじゃないですかね。

ジョン:確かに、もう新卒の、もう三年でそれを身につける前提。

はち :ぶっちゃけそうっすよね。だからこそ、コンサル一年目が学ぶこととか、そのその類いの本ってめっちゃあるじゃないですか。

ジョン:めっちゃある。

はち :ってことは、やっぱりそれだけ体系化されてるってことですよね。

ジョン:確かに。でも、そんだけ体系化されているということは、我々も学べば身につけることができるということで。

はち :いい話ですね。その論点の整理非常にうまい人に今からでもなれるっていうことですね。

ジョン:はい。論点の整理非常にうまい人、本当にすごいスキルだと思ってちょっと勉強していきましょう。

はち :そうですね、異常にうまいのか、正常にうまいのかは分かんないですけど。

ジョン:飛び抜けることができるかどうか。

はち:うんうん、まあ、ベースラインに立てるっていうことですね

ジョン:そうですね。異常にはならなくても正常にたくてそっちの方が変ですけどね。正常にうまい人。

はち :それ一般レベルっていうことですね。笑
じゃあ異常に頑張ります。

ジョン:異常になるように頑張りましょう。

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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