コロナをきっかけに宅トレ人口増加。Z世代は自分のペースで「楽しく」トレーニング&ダイエット
コロナ禍で外出機会が減り、運動不足解消のためにトレーニングをする人が増えたと一般的に言われています。「宅トレ(=自宅トレーニング)」という新たな言葉も生まれました。
そこで今回は、若年層の間でもトレーニングをする人は多いのか? どこでどんなトレーニングをしているのか? そしてコロナ禍における変化について深掘りしていきます!
10代〜30代男女のトレーニングの現状
筋トレをしている割合を性別・年齢別に見ると、基本的には若い世代ほどトレーニングをする人が多く、Z世代では男女ともに半数を超えています。男性10代では「はい」と回答した73.2%のうち65.9%が部活・クラブチームで筋トレをしている、とのことで主な運動は部活のようです。
一方で女性の25~29歳は他の性別・年齢よりも筋トレをしている割合が多くなっています。気になるトレーニングの目的は以下のとおりです。
仕事による生活リズムの乱れや体型の変化からか、ダイエットを目的としてもっとも運動に取り組む年代であるようです。ちなみにダイエットを目的にする割合は女性で圧倒的に多く、男性では多くが「筋肉増強のため」と「スタイル維持のため」で、ダイエットをは20%弱に留まりました。
YouTubeやゲームを活用してトレーニング
「自宅での基礎トレーニング」が男性の全世代で最多で、「宅トレ」がやはり一番人気のようです。
注目すべきは「何もしていない」で、全世代で半分以下、10代に至っては17.9%のみで8割以上が何かしらのトレーニングをしているという結果に...!運動がここまで日常になっているのは凄いですね。
Z世代の特徴としては、YouTubeやゲームソフトを活用してトレーニングをしている人の割合が多いことが挙げられます。トレーニングにおいてもZ世代がデジタル関連ツールの活用に長けているようです。逆にジムでのトレーニングは20代以上の方が多くなっています。
コロナでZ世代の宅トレが増える
最後に、気になるコロナ禍になってからの変化を見てみましょう。
全体的に、何かをやめた人よりも、何かを始めた人や維持をしている人のほうが多いようです。ジムを退会した人も意外に少ない結果となり、通い始めた人とほぼ同数でした。
変化としてもっとも大きかったのは「自宅で筋トレをするようになった」です。Z世代では「それまでやっていなかったが筋トレを始めた」が男女ともに他の世代よりも多くなっています。おうち時間が増えたことを踏まえると、納得の結果といえます。男性では年齢が上がるほど、ランニングを始めた人が多くなっています。
まとめ
トレーニングに関するポイントは...
男女で目的の差はあるものの、年代によってトレーニング手法に違いが見えました。特にZ世代は、ただ自宅でトレーニングをするよりもYouTubeやゲームソフトといったツールを活用して、自分に合った方法で自分に合ったペースで、楽しくトレーニングができるような環境をつくっているようです。この特性に合わせて、トレーニング関連商品の訴求を行うとZ世代に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
追記
インフルエンサー(BoysBeautyのコミュニティメンバー)のストーリーズアンケートを実施したところ…
家トレ派 267 対 ジム派111
という結果に!アンケート結果と同様、家トレ派が多数を占めました。
※調査期間:10/18〜19