カバマンダがなぜ強力であったか
・並び
カバルドン
ボーマンダ
ギルガルド
ゲッコウガ
@2
僕の中で『カバマンダ』の定義は、単にカバルドンとボーマンダが採用されているのではなく、ステロ欠伸カバルドン+龍舞ボーマンダという組み合わせです。
よくあるゴツメカバルドン+特殊受けはこの記事でいう『カバマンダ』には該当しないということを予めご了承ください。
・動き
①スカーフゲッコウガ + カバルドン
上からとんぼ返りをして不利な相手をカバルドンで受けます。最終的にゲッコウガの一環を狙います。
②Z/残飯ギルガルド + カバルドン
シャドーボール+かげうちという対面性能を駆使して初手で対面突破を狙います。サイクルの中で毒や砂、ステロで満遍なく削った後にかげうちで縛れるように立ち回ります。
③カバルドン + ボーマンダ/激流Zゲッコウガ
カバルドンのステロ+欠伸でボーマンダの龍の舞の隙を作ります。ゲッコウガがZ持ちである場合も同様です。並びでバレている戦術なので強いプレイヤー相手に通すのは難しいです。
基本軸で様々な動きができることが強力であった理由です。
・弱点
ゲッコウガ
対ゲッコウガという点において安定するポケモンが基本軸に存在しません。氷を半減できるギルガルドはシーズンを経るごとにゲッコウガからのメタがまわってくるようになりました。
カプ・レヒレ
水タイプが重いのはカバルドン展開の宿命ですが、ギルガルドの毒々が封じられる点やボーマンダでの処理も型の多さから安定しない点で難しいです。シーズンを経るごとに型が増え、使用率を上げたこのポケモンの存在が一番の課題点だと思います。
・弱点から分かること
ギルガルドが対策されるようになり、鋼タイプの耐性を活かした役割がこなせなくなりました。ただ、ギルガルドに替わるポケモンは存在しないため みんな同様の並びで行き詰まってる という印象です。対水で強力なポケモンとしてよく採用されているカミツルギですが一貫しないことが多く、受けポケモンをしっかり採用している並びにはかなりシビアな立ち回りが求められます。水受けとしてノーマルタイプ数値受けを採用するとゴツメカバルドンと受け回す方が強かったりするので難しいところ。
レヒレの採用率もシーズンを経るごとにどんどん上がっているのでカバマンダを従来のコンセプト通りで使うのは難しいのかなーと思ってしまいます。