「塗る漢方薬」があるのを知ってた?漢方薬剤師もゾッコン「紫雲膏」の魅力を余すとこなくお伝えします!
こんにちは、「+kampo(プラス漢方)」を運営する代表漢方薬剤師の笹森有起です。
一般的に漢方薬と聞くと、多くの人が粉末や錠剤といった飲むタイプの薬を思い浮かべるかもしれません。でも実は、塗るタイプの漢方薬も存在するんです。私たちの日常生活で広く使われていることはご存じないかもしれません。
今回は、そんな塗る漢方薬の代表例として挙げられる「紫雲膏(しうんこう)」について解説します。
※本記事は、OTONA SALONEから引用しています。
紫雲膏(しうんこう)ってご存じですか?そのメリットと、デメリットとは
紫雲膏は、肌を保湿し、潤いを与えることで、様々な皮膚のトラブルに対して用いられます。赤ちゃんのおむつかぶれやあせもなどの小児科疾患に処方されることもあり、その優しい作用は子どもから大人まで、幅広い年齢層に適しています。このような点から、紫雲膏は多くの家庭で重宝されている漢方薬の一つです。
しかし、紫雲膏にはいくつかのデメリットがあります。その一つは、衣服に付くと困るその色です。
紫雲膏は、特徴的な鮮やかな赤紫色をしており、この赤紫色は、主要原料である紫根(しこん)、または紫草(しそう)とも称されるムラサキ科の植物、ムラサキの根から来ています。この色が服につくと、なかなか落ちないという問題があります。また、軟膏としての伸びの悪さも、使用上の不便さとして挙げられます。
紫雲膏の進化形、「紫根クリーム」に注目! ただし品質はピンキリ、価格のバランスをみて選ぼう
これらのデメリットを克服するために、より使いやすいクリームタイプの製品が開発されました。紫雲膏に含まれる生薬「紫根」を主成分とするこのクリームは、「紫根クリーム」として販売されています。
これらのクリームは、紫雲膏の持つメリットを保ちながら、使用感を大幅に向上させています。さまざまな製品が存在し、インターネットで「紫根クリーム」と検索することで、多くの製品を見つけることができます。
紫根クリームの価格は、使用される紫根の産地によって異なります。
特に、国産の紫根を使用した製品は、その高い品質から価格も高めに設定されていることが多いですが、その分、安心して使用できるというメリットもあります。品質と価格のバランスを考えながら、自分に合った製品を選ぶことが大切です。
国産紫根にこだわった「紫賜根(ムラサキシコン)クリーム」
私たちの生活で多用される漢方薬として、紫雲膏や紫根クリームについて詳しく述べてきました。さらに、+kampo(プラス漢方)で取り扱っている製品「紫賜根クリーム」についてもご紹介します。この製品の最大の特徴は、国産の紫根を使用している点にあります。
「紫賜根クリーム」は、しっとりとした保湿と肌荒れ予防のためのクリームです。たいせつなお肌をすこやかに保てるよう、植物性、しかも国産素材にこだわった製品です。 東北、北海道で無農薬栽培された紫根※1を佐賀県加唐島産のヤブツバキ油※2で低温抽出した純粋な国産シコンオイルを主役としてノミネートしました。 このシコンオイルを配合し、必要最小限の組成で作り上げられたのが、この「紫賜根クリーム」です。
※1 ムラサキ根エキス(保湿成分) ※2 ツバキ種子油(保湿成分 )
漢方の考え方を取り込んで、トラブルに優しくアプローチ
紫雲膏や紫根クリームのような自然由来の成分を活用した製品は、肌に優しいケアを提供します。日常生活での小さなトラブルに対して、自然由来成分の力を借りることは、健康的な生活を送る上での一つの方法です。
自然由来の成分がもたらす優しいケアもぜひ取り入れてみてくださいね。
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