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長野県小布施町 - スラックラインと栗が織りなす芸術の町への旅

心身ともに疲れ気味な人におすすめしたいのが、長野県の小さな町、小布施への旅。スラックラインの聖地として知られる一方で、北斎館や栗菓子で有名なこの町では、アートと自然が見事に調和しています。

さあ、小布施の魅力を探しに出かけましょう!

スラックラインの聖地へ
長野駅から長野電鉄で約30分。のどかな車窓風景を楽しみながら小布施駅に到着です。駅を出ると、すぐにスラックラインパークが目に入ります。ここは日本初の常設スラックライン施設で、世界チャンピオンの山本航平選手も練習に訪れる聖地です。初心者でも安心の60分体験コースがあり、地上30cmの低めのラインで基本姿勢からじっくり学べます。インストラクターが常に横について安全にサポート。私も挑戦してみましたが、最後には5メートルの距離を歩けるようになり、達成感に満ちた笑顔がこぼれました。少し慣れてきた方なら90分のステップアップコースもおすすめ。ターンの練習や地上1メートルのラインにも挑戦できます。

スラックラインパーク


北斎と栗の香り漂う町並み

スラックライン体験の後は、江戸時代から続く町並みの散策へ。特に見どころなのが北斎館です。葛飾北斎が晩年を過ごした小布施で描いた天井画「八方睨み鳳凰図」は圧巻。天井に寝転がって見上げる独特の鑑賞スタイルに、最初は戸惑いますが、北斎の豊かな想像力に引き込まれていきます。


栗の王国での贅沢な昼食

お腹が空いたら、創業200年以上の老舗「小布施堂」へ。名物の「栗おこわ」は、つやつやと輝く栗が食欲をそそります。デザートには「栗アイス」がおすすめ。濃厚な栗の風味と、なめらかな食感に思わずため息が出ます。


夕暮れ時の散策

午後は、「フローラルガーデン」でゆっくり過ごすのはいかがでしょう。四季折々の花々が咲き誇る庭園で、特に夕暮れ時は、花々が夕日に染まって幻想的な雰囲気に。園内の「カフェ・ラ・フルール」では、季節の果物を使った贅沢なスイーツが楽しめます。訪れた秋には、地元産の洋梨を贅沢に使った「洋梨のタルトタタン」と、栗と林檎の風味が絶妙な「栗と林檎のミルフィーユ」を頂きました。春には桜とりんごのパフェ、夏には小布施産プラムのコンポート、冬には紅玉りんごのアップルパイと、一年を通して旬の果物を使ったスイーツが楽しめるそうです。


2日目は早起きして

朝は、町内を走る「おぶせスローウォーキング」コースがおすすめ。朝もやの中、栗の古木や蔵造りの家々を巡ります。途中、「桝一客殿」で朝食を。江戸時代の商家を改装したレストランで、地元野菜たっぷりの朝ごはんに舌鼓を打ちます。

お土産探し
帰りの電車までの時間は、栗菓子探しに夢中になりそう。定番の「栗きんとん」はもちろん、「栗カステラ」や「栗羊羹」など、創作栗菓子も充実。地元の方いわく、「どれも間違いないから、好きなものを選んでね」とのこと。

小布施の魅力は、伝統とアクティビティが見事に融合している点。スラックラインという新しい文化と、北斎や栗菓子という伝統文化が、この小さな町で自然に共存しているのです。心も体も元気になって帰れる小布施へ、ぜひ足を運んでみてください。なお、スラックライン体験は特に週末は混み合うので、事前予約はお忘れなく!

今回のモデルコース(1泊2日)

1日目

  • 10:00 長野駅から小布施駅へ

  • 11:00 スラックラインパークで体験

  • 13:00 北斎館見学

  • 14:30 小布施堂で昼食

  • 16:00 フローラルガーデン散策

  • 18:00 宿泊先のおぶせ花屋に到着

2日目

  • 7:00 おぶせスローウォーキング

  • 8:30 桝一客殿で朝食

  • 10:00 町内散策とお土産探し

  • 12:00 小布施駅から長野駅へ


交通費・宿泊費などの実用情報

  • 交通費:長野駅から小布施駅まで往復 1,400円

  • 宿泊費:おぶせ花屋 1泊2食付き 15,000円~

  • 施設入場料:北斎館 1,000円、スラックライン体験 3,000円(60分コース)

  • その他経費(食事・お土産込み):約12,000円



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