ダチョウは無辺大の夢を見るか?
まずはこちらを御覧ください。
お前、まじでなんなん。
バイクのおまわりさんがかわいそう
飼い主によると「奥さんを探しに行ったんじゃないかなぁ」
とんでもねぇ。そんな知恵ないっすよこの鳥。
だいたい、野生下でもアホなんです。
自分の家族のツラ忘れるんすよ。
奥さんから旦那からヒナに至るまで。
ていうか
元々覚えてない
だから、戻ってきて「あれ、変だな」とも思わず、そのまま家族として行動するらしいっす。なんなんだよお前。
なんでも、アタマ悪い以前に「種としてのダチョウを保護するためにそういう習性が云々カンヌン」ともっともらしく言われてますけど…
単にアホなだけみたいです。結果としてそうなってるだけで…
そもそも160キロの巨体に対して40グラムのつるっつるの脳みそ。
古代から変わっていないらしいんです。少しは進化しろ。
しかも自分の影にビビって逃げ回ったり、事情は何もないのにいきなり走り出したりと、とにかくビビりのくせに行動がアホ。
なんでこんなアホなのに生き残れたか。
時速70キロの速さで逃げられるから〜とか、家族が入れ替わっても平気だから〜とかいろいろ言われてんですけど、
ストレスがないから
生き残れたんじゃないかなと、わたしは思ってます。
そもそも主食は草。
飼育下のダチョウのごはんは豆もやしだそうです。そのかわりめっちゃ食うけど。(スーパーのもやし20袋ぶんらしい)
まあ、そのへんの草食動物と変わらないんで、競争はある程度あるでしょうが、土も食ってますこいつら。
ただ、土は意外と栄養分豊かで、アフリカの土を食べる民族はちゃんと殺菌調理して食べています。(参考:https://supersedona.com/2019/05/06/)
でまあ、ストレスは多少は必要になるんですが、過度のストレスは寿命を短くしてしまう傾向があるんですよ。マウスなんか食物連鎖の下の方にいますから、寿命短いですよね。
しかしダチョウはでかい。キック力半端ない。めっちゃ早く走れる。
天敵ってほとんどいないんじゃないでしょうか。ビビリだけど。
やっぱ長生きでした。しかもめっちゃタマゴ産むし。
ダチョウの抗体については、このコロナ禍でも非常に注目されているものでもあります。ダチョウのメスに抗体を作らせ、あのでっかいタマゴに抗体を移す。そして二日間で立派なワクチンの素の出来上がり。
今まではちーっこいマウスの血液から採取していたところ、上質な抗体がドデドン!!と大量に作れてしまう。ダチョウってすごいんすよ。
そもそも、仲間にいじめられて尻尾の羽むしられて流血しても平気。
むしられたことに気づかないまであります…
さらにその傷跡をカラスにつつかれても平気の平左なんですから。
普通の鳥さんならありえないことです。
インコさんや文鳥さん(ちゃんと顔とか名前とか覚えてくれます。念のため)なら、ちょっと怪我して血が流れただけで死んじゃいます。そもそも血が少ないんです。
ダチョウって、とにかく身体的に頑丈なんですね。中も外も。
しかもストレスを感じないほどちっこい脳みそ。
しかし、最近ただのアホな鳥じゃないんじゃないか。
そういう思いになることがあります。
飼育下のストレスは半端ないんじゃないか。
ここで、高村光太郎の有名な詩です。
「ぼろぼろの駝鳥」
詩人の考えたダチョウさんはこんな感じです。
読み返してみるとなるほどと思います。さすがです。名作です。
でもなぁ。
家族の顔すら覚えていないダチョウにこれだけの思考能力があるのかどうか、そこだけが微妙なところで。
そこまでアホなダチョウがこんなことまで考えてしまうほど、人がダチョウを飼うのは虚しいということなのでしょう、きっと。
詩人が、ダチョウがホンマはドアホだということを知らなかったにしても。
ここで冒頭の動画を見てみましょう(またか)
なんか…
いきいきしてますね…
めっちゃ走ってますね…
なんか、高速道路ということは抜きにしても、これがダチョウがダチョウらしいシチュエーションなんですね…
ニュースによると、つがいで飼われていた飼いダチョウだとのこと。
なんでダチョウ飼ってたんでしょうか…動物園ではなく個人だったようなんですが。
なんか…
ホントに奥さん追っかけてったのかもしれない、という気がしてきました…