開業届を出したあの日のこと～好きを仕事に～
ハンドメイドで１点物の製作をしている「あお」です。
今回は開業届を出した日のことを書きます。
小さい頃から手を動かすのが好きで、
趣味から始まったモノづくり。
「PLUS AO」を開業したのは2018年の８月30日。
今が2024年なので６年前。
（販売はもっと前から）
２人目の子どもが生まれた翌年です。
この時に趣味のハンドメイドを始めて
約７年経っていました。
趣味ではありますが、
マルシェに出店したり、
細々と販売もしていました。
そろそろきちんと販売していきたいと思い、
開業を決めました。
その日は娘を連れて電車で
埼玉県の川越税務署へ行きました。
郵送でもできたはずですが、
開業届を出すなんて人生で
それほどある機会じゃありません。
普段は手間を省いたほうが断然
お得な感じがしますが、
非日常の出来事には
あえて面倒な方を選んでみる。
忘れたくない日にはそんな風にしています。
川越まではいつもの東武東上線で
多くの学生や通勤で使う人も多い
見慣れた電車。
川越から税務署のある南古谷までは
JR川越線で一気に田舎の田んぼの風景。
たまたま、かかしもいたので記念写真を撮りました。
この日の思い出に残る出来事は、
このかかしと田んぼの風景です。
手続きはスムーズに淡々と終わりました。
多分帰り道に川越に寄って
お昼ご飯でも食べたのかもしれませんが、
なにを食べたかも覚えていません。
ただ、南古谷駅なんて行ったこともないし
今後行くこともないだろうと思ったので
景色を見ながらゆっくり歩いたような。
忘れたくないと言いつつ
あんまり覚えていません！
こういう考え方は今の作品作りにも
意外と繋がっています。
少し面倒な子の方が可愛いのと同じように。
スムーズな日常は忘れてしまっても、
少し面倒があった日のことは忘れない。
さっさと済ませたいことやどうでもいいことは
時間と手間と労力は最小限にしたい。
でも好きな人とデートするときや、
好きな映画を見るときはそうではない。
時間がもったいないからって
映画を２倍速で観たりしませんよね。
むしろその時間が愛しくて長く続いてほしいし、
あまりに良い映画だと２回も３回も観る。
「どうでもいいことはさっさと済ませて、
大事なことに時間を割きたい。」
つまりさっさと済ませようとしてるとき、
それが大事じゃないってこと。
だからこの開業届は
さっさと済ませたくなかった、
どうでもよくなかったんだなと
今これを書きながら思います。
それはモノづくりにも同じように。
開業届を出すというのは
私の人生の中の”大きな決断する”行動。
自分で人生を決めた瞬間でもあり。
それをここに書くことができて
よかったです。
そしてそのとき私が無意識にしたことが、
その日を大事にしてたと
証明できたこのnoteとなり嬉しいです。
その時の思いが繋がって
６年後の今があります。
ありがとう、かかし！
ありがとう６年前の私！
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