Guy Fawkes Night
フラットメイトAがフラットのwhat's up グループに、「チェスター競馬場で花火大会があって、クラスメイトと行くけど一緒に行きたい人いる?」とお誘いのメッセを送ってくれました。〈興味あるけど、英語できんからほとんど黙ってると思うけど行ってもいい?〉と返事すると、「クラスメイトはみんな学校の先生だから、大丈夫だよ」とのことだったので〈行きたい。頑張って英語話す〉と返事。主催はその前の週に1週間海外に行っていたので詳細は追って送るとのことでした。そんな感じで課題をしながらバタバタ過ごし、当日まで忘れていました。
当日、フラットメイトCが「花火大会何時から?」とwhat's upに送り、6時にパブで待ち合わせて、7時半からとAからの返事。(ここで、花火大会があったことを思い出す。)その後、キッチンに行くと、CとDに遭遇し、花火大会行く?みたいな話に。Cはお酒を飲みたくないけど、交流はしたいから前半のパブの方は迷ってると言い、Dはウィスキーを家でひっかけてから直接行って合流するつもりとのことでした。<パブ行きたいし(合流するなんて高度なことができるとは思えなかったので)パブからついていくつもりだよ。パブもノンアルあると思うし、交流したいなら行こうよ>とお誘いし、Cもパブから合流することに。
競馬場のパブと、普段は駐車場になっている芝生っぽいエリアに露店が出ているような感じのパブ?でした。パブをうろうろしていても、Aの友達は見つかりません。どうやらバスが遅れて15分くらい遅刻するようでした。とりあえず、Aと私はビール、Cはオレンジジュースを飲みながら待っていました。しばらくして、3人の友達が合流。Cは留学生ですが、英語ペラペラな上、社交的なのでAとその友達と楽しげに会話をしていました(そして、専門分野も同じよう)。私は<(おおう、スラングやコロケーションたっぷりのネイティヴのナチュラルスピードかつ会話の内容についていけないぜ…!話の9割はわからん…)>と思いながらたまにアルカイックスマイルを浮かべる無口なニホンジンでした。もどかしい~!!!
そして花火が始まりました。日本人らしく写真をパシャパシャ。
30分くらいで終了。日本の花火大会に慣れていると、<あ、こんなもんなんだ>という感じではあるものの、寒い中ビールを飲みながら見る花火もオツでした。
さて、この花火大会は、Guy Fawkes Nightのイベントとのことでした。フラットメイトA曰く、「新年より盛り上がるよ」とのことでした。Guy Fawkes Nightとは、wikiによると、1605年11月4日深夜に、翌日の議会で国王を爆殺しようと運び込まれた火薬を管理していたガイ・フォークスが逮捕され、翌日国王が「みんな!私は無事だよ!生きててよかったー!そうだ!生きてるお祝いに焚火パーティしちゃお!」みたいな感じで、ロンドン中で焚火して祝ったのがきっかけのイベントのようです(火で殺されるかもしれなかったところで、焚火して祝う皮肉にイギリスっぽさを感じるのは私だけ?)。
花火が終わった後もDは合流せず。パブに行き、また飲みました。(次の動きがわからないままついていったのですが、我ながら無防備です。よくない。)さて、露店のときもそうだったのですが、支払いがラウンド制(かわりばんこで支払う)に慣れないなと思いました(露店のときは、Aが最初に、次は<ごちそうになったから、次は私が払うね>と言って支払い。それぞれ2杯飲みました)。はじめましての人なので、ごちそうになるのもごちそうするのも距離感がわからず、お金を払ってくれたAの友人に<私の分を支払いたいんだけど>と言うと、「Are you sure?」、「ここは自分の払いだから」と言われました。あとで逆に失礼だったのかしら?と思いました。というのも、ラウンド制は次があることを前提としているので、私が支払いを申し出ると、次がないことをさしてしまうかもしれないからです。ハイコンテクストだな!
その後、Aの友人のうちの二人はバスの時間があるからか、バタバタと帰っていき、残りの一人と私たちは私たちの家に行きました。共有のリビングがある(これまで使ったことがない)のですが、そこで談笑。やっぱり話にはついていけなかったのですが、Aの友人が恋人と別れたらしく、その恋人とはマッチングアプリで出会ったというところから、マッチングアプリの話に。最初にマッチングしたのは課金させるためのサクラだったとか、プロフィール画像が加工されてた、とか。どこの国でも同じなんだなと思いました。
楽しいともどかしいが3:7でミックスされた不思議な感じの夜でした。あと、ビールとジン、おいしかった。(CがAに「結構飲んだんじゃない?」と言っていたら、Aが「彼女(=私)だって同じくらい飲んでたよ」とバラされました。内緒にしてよ。)