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普通に生活する分には困らないほどお金を手に入れると今の仕事への意識はどう変わるか?

長いタイトルです。

私はM&Aによって普通に生活する分には困らないほどお金を手に入れたのですが、今の仕事への意識などの変化があるので記念に記載しておきます。

・意識の変化①・対人関係構築能力が下がる
もう働かなくていいやと思うようになると、今まで我慢していた面倒くさいことに対して忍耐力が低下します。その一つが対人関係構築スキルでしょう。正直合わない人やめんどくさい人とやり取りするストレスに耐えることにより得る利益がなくなっているので、急激に合わないと自分が思う人への忍耐力がなくなります。

・意識の変化②:仕事がゲーム感覚になる
事業はすでに他社に渡してしまっているので、当然その会社のものです。そうすると、思い入れがあるので一定の情熱は残るのですが、当事者意識を持って事業を推進する意識がなくなり、自分とのシンクロ度(事業がダメになったり良くなったりすることの自分への影響度)も下がります。そうすると、画面越しに操作しているゲームのような感覚になります。会社員もこの感覚に近いのでしょうか。

・意識の変化③:悟る
これは今まで事業家・経営者として事業を死ぬ気で牽引していたので自分や事業・取り巻く環境を客観視することに限界があるのですが、客観視できるようになるので、何らかの法則を見出すようになります。そうすると、なんだか達観した気になって世の中の道理を少し理解した気になって悟ります(悟った気になっているだけですが)。

・意識の変化④:一抹の寂しさを感じる
当然私はいまだに関わり続けているのですが、売り上げなどに責任はもうありません。そのため、関わっている売却先の企業の方々とやり取りすることになりますし、その方々の意見を尊重する必要があります。当然、自分ですべて背負って頑張ってきた人に会社員が勝ることってそんなにないのですね。その人たちの成長を見守る立場になりますので、私から見ればズレたことを言っていたりやっていたりしても、助言はすれど、結局は当人たちが原落ちして学び、行動変容をしないと事業を受け継ぐことはできません。子離れする親のような?一抹の寂しさを感じます。


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