先生と一緒に本を読む塾
小学1~2年生は、ワンコベで「一緒に本を読む」ことがあります。
小学校低学年向けの、薄い絵本のようなものを、20~30分かけてゆっくり音読してもらうのです。
たとえば最近読んだ本は・・・
みんなの ベロニカ | 童話館出版 | こどもの本の童話館グループ (douwakan.co.jp)
れいぞうこのなつやすみ | 村上しいこ作 長谷川義史絵 | 書籍 | PHP研究所
「小学2年生に読ませたい本10」といった類のページ・動画で紹介される本ではないかもしれません。
でも、親御さんが「もう小2なんだから、これくらい読んでもらわないと!」と思う本を読ませるよりも、お子さんが楽しく読める簡単な本を、あーでもない、こーでもないと話したり考えたりしながら読み進める方が、何倍も効果があります。
実際、先ほど挙げた本を読んだときにも
「冷蔵庫がパンツ履いてるし!」
「あ、こいつがさっき悪口を言ってためんどりだ!」
など、いろいろ話しながら、楽しそうに物語を読み進めてくれました。
ここで大切なことは、先の展開を推測すること、主人公の立場になって物語に入りこむこと、この2つです。
(中学以降、「主観」は読解の天敵になります。でもそれはあくまで小学時代に「主人公としてストーリーにのめり込めること」が大前提の話です。それを自分の視点から読むのでなく、「論理」を使い「客観的」な視点から読む技術を獲得するのが、中学国語のテーマになります。)
国語を好きになってもらうために、他の塾でも
「国語が苦手なので、家で親子で一緒に本を読むようにして下さい」
とお願いすることは多いと思います。
でも実際、家で一緒に本を読む機会を作ろうとしても、それが成立するのは「本を読むのが嫌いではない子」だけではないでしょうか。
自宅でお父さん・お母さんと一緒に取り組むとなると、「やりたくない」「面倒くさい」と、わがままが出ることも多くなってしまうことでしょう。
だからこそプラスワンでは、塾で一緒に本を読む時間を作っているのです。
ありがたいことに、小学低学年の子供たちは、本当に楽しそうに塾に通ってくれています。塾に来た時には笑顔で挨拶をしてくれますし、勉強以外でも楽しそうに話をしてくれます。
特にワンコベは、体験生であっても、最初は「塾って何をさせられるんだろう…」と戦々恐々としていたのに、帰るときには「また明日来たい!」と言ってくれるような雰囲気の空間です。
最初は楽しい!楽しい!だけだった子どもたちも、1回、2回…と授業に参加しつづけていると、「今何をすればいいか」を考えられるようになります。
だから授業開始時刻になると、各自で集中モードに切り替わり、授業に臨んでくれます。
子どもたち、特に小学1・2年生の変化のスピードは、大人の想像を超えてすごいものだと思います。
そんな塾ですから、「本を読むよ」と言えば、最初は嫌々だったとしても、最終的には楽しそうに音読してくれる子ばかりです。
先生と二人で、1冊の本をゆっくり読む時間がある塾。そんな塾はほとんどないと思います。だからこそ、上手に活用してください。
「国語力」が身につく読書法|小中一貫進学塾 プラス・ワン (note.com)
以前に書いた「国語力」と「読書」に関する記事です。
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