課題を楽しめる子は、成績が伸びる!

昨日と今日、小5国語の授業では、「自由作文」の課題に取り組みました。

「ねえ、今回の講習は『作文』やらないの?」というリクエストがあったので、やってもらうことにしたのです。



ここでいう作文とは、「キーワード」を選んで(裏返したカードから選んでもらいます)それを組み合わせて物語を作るという課題です。

たとえば

青い  ロケット  コンビニ  寿司

というカードを選んだ場合は・・・

「青いロケットに乗って、コンビニに寿司を買いに行く」
という物語にする生徒もいるでしょう。

「青い寿司に乗ってコンビニにロケットを買いに来た」
という話にしてもいいんです。

この自由作文は、生徒によっては400字詰め原稿用紙3枚も書く子もいるくらい、積極的に取り組んでくれる課題です。


「作文は嫌い」「書けない」「何を書けばいいか分からない」
と言って、本来なら避けられることが多いはずなのに・・・「好きなように書いていいよ」と言うと、意外と書けるものなんですね。



でもある女の子に、こんなことを言われたことがあります。

学校だと作文は全然書けないんだ。猫かぶってるから、好きなようには書けないから(笑)

ほとんどの生徒は、学校の課題となると「正しい作文を書かないといけない」「文句を言われないような文章にしないといけない」「好き勝手に書くわけにはいかない」と思いこんで、自由な発想に蓋をしてしまっているようです。


だからこそ塾だけでも、子どもたちが好き勝手に、想像力を最大限に膨らませて、とんでもなく面白い話を書いて欲しいと思っています。


ちなみに今回は、

アメリカからラーメンを食べに来日し京都を訪れた外国人が、通りすがりの人に「おいしいラーメンの店」を尋ねたら、札幌のラーメン屋さんを紹介されたので新幹線で向かった。札幌に着いたものの帰りの飛行機の時間の関係で、コンビニでラーメンを買って食べたら、とても美味しかった。

飛行機を盗んだけれど、操縦が上手くできずに山の奥に墜落し、「助けて欲しい?助けて欲しいよね?」と近づいてきたちょっと癖のある天使に助けてもらった・・・はずなのに、気がつくと知らない場所にいた。

など、なかなか癖のある面白い話を書いてくれました。