クリスマス交響曲にのせて

わたしの誕生日は12/26。クリスマスの次の日です。

毎年冬がはじまると「この時期がやってきた！」と一人わくわくし始めます。たぶん、わたし視点の冬は変態度高めなので、このnoteで言葉に落としてみたいと思います。

秋服では寒くなってきた頃

わたしは秋が大好きです。

ずっしりとしたアウターを着なくていい秋服。
メイクも夏仕様からガラッと変えられる。
誰に気づかれずともそれでいい、それくらいイメチェンを楽しんでいる。

秋といえばお散歩。
夏は歩くだけで汗かいてしまうので
からっと晴れた秋がくるまでお散歩を控えている。

夕方からは羽織ものがないと寒いな、くらいの時期になったら
わたしのクリスマスは始まる。
個人的にハロウィンは縁遠いイベントで、もはや無いことになっている。

羽織ものと一緒にクリスマスソングのプレイリストを準備。
ほくほく感重視の選曲で、スタバでかかっているような曲から、
小さい頃にコーラスで出演してみたオペラ歌手のクリスマスコンサートで聴いてから忘れられない曲まで。（文の最後にプレイリスト載せてみた！）

11月1日から世も動き出す。

10月31日のハロウィンが終わった瞬間から、街がいきなりクリスマスモードに変わる。ディズニーでさえ一週間あればクリスマスの装飾づけが完了する。

「みんなそんなにクリスマスが待ち遠しかったの？」ってくらいの気合が入ってる気がする。わたしは一ヶ月先取りしてクリスマスモードに入っているので、「みんなもクリスマスはじめる？」と先輩モードでクリスマスへの転換を見守っている。きもいねえ。

クリスマスと誕生日の予定が固まり始める頃

なんとなく予定が決まり始めるのって12月15日くらい。

高校生のときは期末テストが終わってから。
大学生からはみんなの12月のバイトのシフトが決まってから。
クリスマスと忘年会の日程決めLINEがせわしなく動く。

社会人になってから大好きな友達が地方転勤や会社づとめなどで集まりづらくなって少し寂しい。いや、かなり寂しいよ。
会いたいよマイフレンド（想い届け〜〜〜〜）

イブイブイブのイブ！みたいな最高テンション

いざクリスマスが近づいたら、もう大忙し。
忘年会やらケーキの買い出し、お泊りの宿探しとか大変。

ドタバタな時間と同時に、12月26日生まれにしか味わえない「2大イベントが先に待っている高揚感」でテンションまっくす！いぶいぶ！

クリスマスの魔法が解けた、その瞬間

クリスマス・イブとクリスマス当日となると、
誰かとお酒を飲みながらケーキを食べて、
会えなかった時間の記憶を埋め合うようなトークに花を咲かせる。
1日が終わるのがあっという間。

でも、わたしは12月25日が終わる瞬間が1年で一番大好きかもしれない。

12月25日が終わる夜、交響曲が止んだその瞬間のようだ。

序曲からはじまり、物語を描くように何十分もかけて展開するその曲は
11月のはじまりとともに2ヶ月間たんまりと味わわれる街のクリスマスモードととても似ている。

当日を楽しみにしながら準備をして、
友達やパートナーと合流して胸踊り、
ご飯やお酒とともに温かく楽しい時を過ごす。
愛しい思い出を腕いっぱいに抱えてルンルンな気分で帰路へ。
そしておしゃべりしたことや写真を思い出しながら余韻に浸っておしまい。

このようにわたし流クリスマス交響曲では、祝福をうけたかのような満たされた時と思い出に心から感謝をするよう、盛大なクライマックスを迎える。

たぶん実際にオーケストラで演奏されたら、聴いてる人は壮大なクレッシェンドをかけたクライマックスに、思わず固唾を呑んで見守ってしまうだろう。

そして指揮棒が下ろされた瞬間、一気にすべてが静まる。

クリスマスは終わった。わたしはここで「ふふっ」と笑う。
わたしにはもう一つ楽しみが待っているから。

愛しさに満たされながらむかえる誕生日

12月26日は覚えてもらいやすい誕生日なのか、
0時になった瞬間、ありがたいことにお誕生おめでとうLINEがどしどしくる。

クリスマス交響曲でちょっと疲れてきてるタイミングなので、
毎年割とスロースタートで予定を立てる。

お腹もちょっとお疲れ気味だ。
12月半ばからご飯とおさけをお腹ぽんぽこになるほど胃に入れてる上に、
「1年で最もケーキが売れ残る日」なので誕生日ケーキは選び放題で
ちゃんと好きなケーキを買って食べる。
幸せすぎる悩みだ。

おめでとうとありがとうのラリーを繰り返してたら
誕生日も無事終了。

年末年始がエモすぎるんよ

12月27日になったらもう年末。
年賀状を書いたり、やたらと陽がはいるリビングで
わんこと寝転がりながら本を読む。
去年までは大好きな嵐が出てるテレビを連日楽しみにしていた。
早めにお風呂に入って、よく寝る。

この時期、ひとつ気をつけてることがある。
SNSで誕生日も含めた1年ありがとうございました投稿をしたら
すぐにSNSをログアウトすることだ。

毎年年末になると、知り合いも著名人も多くの人が「エモい1年の振り返り投稿」をする。怒涛の日々を振り返り感情が思いのままに綴られた文章と写真を見ると、私まで同じ体験をしたかのように感情移入してしまうのだ。共感力が強すぎる。

何百人もの1年分の感情を勝手に抱え込むので、私の中でエモが一気に蓄積されて毎年苦しくなってしまう。
この体験に関しては誰にも共感されないけど、私はそれでも毎年新年を迎えた2時間後ぐらいに、一人ベットの中で苦しすぎて泣いてしまっていた。

SNSを見なければいいと去年気づいたので、
去年からひとり早々、今年もありがとう投稿をして
全SNSのアプリを落とす。
おかげで去年は年明けから熟睡。

みんながお家で時間を過ごす年末年始はとても静か。
穏やかな年明けをむかえる術を覚えたし、これで新年の始まりを丁寧に迎えられる。

なんて楽しい冬なんだろう。

- おわり -

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