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Where Brookly at? -ニューヨークでDJ / Get Hype!と巡るヒップホップ名所- ⑦
こんばんは! コウイチロウです。
今回は2024年4月28日にニューヨーク ブルックリンで行われた能登半島地震復興イヴェントリポートの後編です。
僕のDJ時間がそもそもライヴの大半の時間と被(かぶ)っていたため僕が見たアーティストのみになりますが、簡単に書いていこうと思います。
順不同で紹介していきます!
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House Setということで写真のリハーサルの時はHouseをかけていましたが、本番では最初にHouseをかけはしたものの途中からHip Hop連打の侠気(おとこぎ)DJ プレイで、こちらもブチ上がりました!
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誰が描いていたのか確認出来ませんでしたが、Black Moonのキャンバス作品をプレゼントされていたので写真を一枚撮らせていただきました。
僕は会えませんでしたが、この日はRock (of Heltah Skeltah)と、Steele (of Smif n Wessun)の地元勢2人も一瞬だけ遊びに来ていたようです。
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ライヴ後にはLarge ProfessorのDJでしたが、このイヴェント当日もDJ、前日も違うイヴェントでDJ、さらに3日前はShiroさんの展示会でDJと、僕が滞在中5日間のうち3日もDJしていました。さすがにこの日がDJ続きの最終日ということもあり、少し疲れている様子でした。働きすぎ...。
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この日もHip Hopを中心に、割と味系のDJしていました。
...よく見るとターンテーブルの下にペットボトルが???
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ターンテーブルの水平がキチンと取れていなかったようで、Large Professor本人が試行錯誤してペットボトルをターンテーブル下に突っ込むことで解決していました!
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Large ProfessorがDJしている間、ブースの目の前で仁王立ちする輩(やから)が!
あいつヤバくないすか?と地元民に聞くと、仁王立ちしていたのはLarge Professor配下のDJとのことで、忠誠を態度で示していたのかもしれませんね!
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K-Defと数年ぶりに会いましたが、向こうも奇跡的に僕のことを覚えててくれてめちゃくちゃ嬉しかったです。
数年前に金沢に来た際には僕の部屋にも遊びに来てくれ、K-Def自身のインスタライヴで僕のレコードコレクションを紹介してくれたことがありました。
今回、K-Defと会った際も、
「俺、お前の部屋に行ったことあるぞ!」
と向こうからすぐに言ってきて、ちゃんと分かってくれていたので感激でした。
凄く嬉しかったので、リハーサル最中のK-Defを見守る彼の奥さんに
「彼はHip Hop史上で最も偉大なプロデューサーの1人だ」
という内容を拙(つたな)い英語で伝えておきました。
何回か伝えて、奥さんもそれに嬉しそうに笑顔で答えてくれたので、伝わったと信じたいです!アジア人が話しかけてきて面倒だから笑って済ませた可能性は否めませんが...。
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Black Moon / How Many MC's
Smif n Wessun / Bucktown
Blahzey Blahzey / Danger
などのブルックリン関連曲をかけてフロアーを温めつつ、最近亡くなったPaul Niceの楽曲もかけたりと、Hip Hop愛に溢(あふ)れたK-DefのDJプレイでした。
楽しくDJプレイを聴いている中、KRS-Oneの楽曲がかかっている時にどこからともなくEl Da Senseiが現れ、Real Liveのレコードを2枚ブースの前にお供(そな)えして去(さ)って行きました。宗教の儀式みたいで面白かったです。
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K-Defが自身のグループである"Real Live"の楽曲をかけると、またもやどこからともなく現れたEl Da SenseiがReal Liveのレコードを持ち上げて踊り、非常にご満悦の様子でした。
この時はReal Liveのアルバムの中でK-Def自身が最も好きだと言っていたGimmickがかかっており、El Da Senseiも一緒に踊ってくれて本当に楽しかったです。僕もアルバム中でGimmickが最も好きな曲だったので、そのことを伝えてK-Defと2人で喜んだ金沢での思い出が蘇(よみがえ)って来ました。
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El Da Senseiのライヴでは、K-DefがバックDJを努めており、彼らの共作である"The Jersey Connection"からの楽曲を多めにパフォーマンスしていました。
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iPhoneを向ければバチバチのカメラ目線で対応してくれ、全世界に轟(とどろ)く良い人っぷりを体現していました。
やっぱりEl Da Senseiの声質とラップはたまりませんね!
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この日のベストパフォーマンスは問答無用でCraig Gですね!
初っ端から気合い一閃、鋭(するど)いフロウと抜群のステージさばきを見せてくれました!ライヴが始まってすぐにフロアーに降りて、お客さん全体を興奮の渦に巻き込む貫禄のCraig Gスタイルを目の前で体感することが出来ました!
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動画も目の前まで来てくれるので、ライヴ映像が映えること映えること。本当に素晴らしいアーティストですよ。
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Craig Gと記念に写真を一枚。
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対照的な2人の個性が絡(から)み合ったライヴは素晴らしかったです!もっと売れてもいいと思うんですが、Chelseaは何故か火がつかないですよね。
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Evil Deeと親しげに話していたDef Jam Recordingsのジャケットを着た男性は一体誰だったのか?
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歩いていると突然腕を掴(つか)まれて呼び止められ、振り向くとこの男が。一生懸命何かを伝えているが意味が分からず。
何回も同じことを話しているようなのでちゃんと聞いてみると、
「俺はヘッドスピンを発明した第一人者だ。俺はレジェンドだ。」
と言っているようで、全く信じる気は無かったのですが確かめてみることに。ネットで目の前で調べてみると、この人が出て来ましたよ!
一瞬、おー!とはなりましたが、捕(つか)まると長そうな気配がしたのですぐ逃げました!
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El Da SenseiのところにShadow the Greatがお買い物をしに来てて、微笑ましくしゃべっている2人を撮影。良い雰囲気でした。
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誰が描いていたのかは見てませんが、気付いたら出来上がって飾(かざ)られていました。
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夜の雰囲気も非常に良かったです!当初は21時終了予定でしたが、結局0時までイヴェントはやっていました。時間全部適当だな!そのくらいがちょうどいいけど!
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帰りはマンハッタンの夜景を見ながら、至福の帰宅となりました。
さて、ここからはレコードの時間です。今回のイヴェントに出演したアーティストのレコードを少しだけ紹介していきます。
まずはEvil Deeにまつわるレコードから!
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Evil Deeにサイン書いてもらうレコードどれにしわうかなー?と選んで自宅からアメリカまで持って行ったのがShadez of Brooklyn / Changeの自主制作黒ラベルのシールド盤。
名前にブルックリンも入っているし、Da Beatminerzのプロデュース作だし完璧だな!と思って浮かれてEvil Deeにサインを書いてもらった後で凄いことに気付いてしまったんですよ!
このレコードはチームとしてのDa Beatminerz名義のプロデュースながら、A面はMr. Walt、B面はRitch Blackの個別の制作者クレジット表記があり、そもそもEvil Deeの制作曲ではなかったんですよ!
大失態ですよ!自分が終わってますよ!
...一応"Executive Producer"としてのクレジット表記でEvil Deeの名前が記載されているのでギリギリセーフなんですが!
まぁ、アウトですね。
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こんなことならDJ Evil Dee関連のミックステープで最も見つからない3本のカセットテープが入ったボックスセットか、Black Moon / Enta da Stageのシールド盤を持って行けばよかったです。
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Evil Deeはちょうど10年前に金沢に来ていますね。その時に書いてもらったサイン。
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Large Professorにはだいぶ前に1st Classのアー写にサインをもらっています。アー写はアルバムの裏ジャケット写真の別テイクですね。
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DAT型のピクチャーレコードも素晴らしい、Real Live / The Turnaround関連のレコード。アー写は1996年当時のものと、後にSlice of Spiceで配布されたものと2種類あります。
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Jersey Connectionはピクチャー盤、カラー盤、インストゥルメンタル盤の3種類持っています。ジャケットのアートワークがカッコ良すぎますね!
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Artifacts / Between Rock and a Hard Placeのオリジナルプレスのレコード、発売当時のアー写やプレスシート。
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Craig Gのセカンドアルバム、"Now, That's More Like It"関連のレコード、発売当時のアー写やプレスシート。アー写にはCraig Gにサイン書いてもらってあります。
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ちなみにこのCraig Gのアルバムは本当に出会うことが無く、5万円出そうが10万円出そうが、全く買えないレコードなんです。こういうお金で買えない、タイミングや巡り合わせでしか買えないレコードって大切ですよね!
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Raz Frescoと金沢に来た時に書いてもらったサイン。多分Chelseaのファーストシングルになると思います。
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残念ながらライヴは見ることは出来ませんでしたが、MeccaGodZilla (メカゴジラ)もイヴェントに参加していました。メカゴジラの現元彼女が3人くらい日本人だったらしく、日本の女の子大好きみたいです。
当日会場では、えー!あのMonsta Island Czars (モンスタランドザーズ)のメンバーの!とか驚(おどろ)いていましたが、帰ってからM.I.C.のアルバムを見てみると、メカゴジラの名前が無かったです...。名前変えて参加しているのかな?分かりません!
M.F. Doomも変名で参加しているので、後から調べてみます!
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一日を通して一生の思い出になるくらい楽しかったです!
ニューヨークの旅はこれで終わりではなく、翌日のニューヨーク滞在最終日となる一日も精力的に動きましたので、まだもう少し続きます!