ワーキングメモリーの弱い場合の困りごと
ワーキングメモリって?
~生活や学習のベースになる記憶力〜
Ⅰ ワーキングメモリとは
1..短期記憶とワーキングメモリの違い
2.ワーキングメモリの個性
(言語/視覚[非言語]、見る/聞く)
Ⅱ ワーキングメモリが弱い場合の困りごと
Ⅲ ワーキングメモリは伸ばせる?
Ⅳ サポートの方法
Ⅴ.まとめ
II ワーキングメモリーが弱い場合の困りごと
そして、ワーキングメモリが弱い場合の困りごとには、次のようなものがあります。
・発表の挙手をしても、当てられて立ち上がったところで、自分が何を言おうとしていたか忘れてしまう
・話しているうちに脱線し、もともと何を話していたかを忘れてしまう
・掲示や黒板などの文字をノートに移すときに、何度も視線を上げ下げしないと進まない
・いくつか同時に指示を出したら1つしか覚えていない
・メモを取るのが苦手。(聞きながら書くのが苦手)
・メモを書いたこと自体を忘れてしまう。
このような困りごとは、一見、「さぼっている」「やる気がない」と誤解されやすいものでもあります。
そのため、ワーキングメモリが弱い方では、自信や自己肯定感が低下しやすい印象があります。
そのため、まずは、こうした特徴を「ワーキングメモリが関係しているかもしない」、という視点で見てみることも大切です😊
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【参考・引用文献】
「教室の中のワーキングメモリ 弱さのある子に配慮した支援」 (2021) 河村 暁 著
「視空間ワーキングメモリと短期記憶に関する研究」(2012) 堂山 亞希、橋本創一