《音楽》世界共通語。
音楽には、さまざまなジャンルがあります。
クラシックだったり、ポピュラー音楽だったり。
でも、音楽は世界共通語なんていう言葉もあったりします。
今回もまた、古代の音楽の観点から世界を少し眺めてみたいと思います。
クラシック音楽は、先日ご紹介した古代ギリシャに音楽も始まり、古代ローマへ受け継がれ、キリスト教の発展とともに今の形態を確立していきました。
ん?
ギリシャが出発点。
じゃあ、
他の国は?
と思ってしまう私です。。
その、他の国で栄えた文明がどのように音楽と結び付いたのでしょうか?ざっと振りかえってみます。
振りかえる古代
人類は誕生してから少しずつ進化を遂げ、それぞれの地で発展をとげてきました。
歴史の時間にも世界四大文明というものを学びました。
世界史は苦手でした。
暗記が苦手なら日本史の方が簡単だよと友達に誘われたけれど、それ以上に日本史の先生がとても苦手でしたので、授業は世界史を選びました。
高校は普通科でした。
その頃は、なぜ、世界史をもしくは日本史を学ばねばならないのか分からなかったので、授業はちっとも分かりませんでした。
赤点も取りましたし、追試か再試も何度も受けました。
何度も世界史の先生に呼ばれたのを覚えています。
両親が教員だったのに勉強に苦労したので、
登校拒否も何度か起こしました。
私の方が家を出る時間が遅かったので、学校に行かず家にただ閉じこもっていました。
ただ、自分の居場所がなく、自分なりの方法を貫くしかありませんでした。
あれ、これってフツーに
引きこもりですね🤣
わ!
世界史の話から高校時代を振り返ってしまいました。
すみません。
話を戻します。
今ならやっと分かります。
進化した人類がいろいろな地を求めて移動したり、征服したりを繰り返し各地で文明を築いてきたんですね。
その世界四大文明ですが、
メソポタミア文明
エジプト文明
インダス文明
黄河文明
ですよね。
こうして文明が栄えたのと同じように古代でも音楽がさかんになり文化を築いてきた地があります。
古代オリエント文明
現在の中東地域におこった古代文明のことです。以下の文明を含みます。
▽現在のイランやアフガニスタンなどでおこった古代ペルシャ文明。
▽現在のイラクやシリアでおこった古代メソポタミア文明。
▽アレクサンドロス3世に征服される前までの古代エジプト文明。
それぞれに音楽も発展をとげていますので、順に見てみようと思います。
古代ペルシアの音楽
現在のイランにあたる地方でおこった文化です。
紀元前3500年から紀元前700年頃にかけておこったエラム王国の首都スーサ文明が1番古く、ここの遺跡からギター、リュート、フルートに似た楽器やマンドリンに似た楽器が使われていたことが分かっています。
やはり神への礼拝など宗教の面でとても重要視されていたそうです。
どこの国も一緒なんですね。
現在はイラン古典音楽と呼ばれており、イランの古典音楽のメロディーや音階はアジアやヨーロッパにも影響を及ぼしてきたそうです。
古代メソポタミアの音楽
世界最古の文明の一つともいわれていて、チグリス川とユーフテラス川の間にでき、シュメール人が築き上げた文明がメソポタミア文明です。
紀元前3000年、初代王朝だったウルの時代に2弦のハープ、リラ、青銅のシンバル、などが作られており、
ウルのハープ、ウルのリラと呼ばれ古楽器も出土しており、現在、イギリスの大英博物館にも展示されています。
楽譜はまだなかったよようで、どんな曲を演奏していたかどうかという事は分かっていません。
また、笛・太鼓などを演奏している人々の姿を刻んだレリーフ (石のかたまり?)も発見されています。
この古代メソポタミアの音楽はシルクロードの音楽へも影響を与えたという説もあります。
古代エジプトの音楽
紀元前3000年頃、ナイル川流域で古代エジプトの王朝が生まれ、様々な技術や文化が発展しました。
神話が多く残されており、儀式や祭りのさいに多く音楽が使われ発展してきました。
ピラミッドの中の墓の壁には、ハープ、フルート、クラリネットなどが描かれ、楽器を演奏する様子、楽譜に似たようなものも描かれてあったそうです。
まだこの頃の音楽について詳しいことはわかっていないようですが、ローマに敗れ音楽も吸収されていったのではないかとする説もあるようです。
古代中国の音楽
また、忘れてはならないのが、
われわれの日本や中国の文明がありますね。
中国は起源前4000年頃、黄河流域で起こった文明です。
音楽においても豊かで多種多様な伝統楽器や音楽を生み出しました。
近くの国で皆さんもよくご存知のことと思いますので割愛します。
日本をはじめとするアジア各国へ、音楽も影響を与えてきたのは、皆さんご存知の通りです。
民族音楽とポピュラーミュージックとクラシック
古代の音楽を通じて、世界の歴史をざっと振り返ってみました。
古代ペルシアの音楽もヨーロッパに影響を与え、
古代メソポタミアの音楽はシルクロード音楽に影響を与えたかもしれなくて、
古代エジプトの音楽と古代ギリシャアの音楽はおそらくローマに繋がっていて、
それぞれの国や地域で発達した音楽は民族音楽として今も受け継がれていたり、
クラシック音楽に影響を与えていたり、
いわゆるポピュラーミュージックといわれる音楽もアメリカから派生していますが、北アメリカ大陸に最初に住んだ人々はアジア系のモンゴロイドでした。やがて、コロンブスによって大陸を発見されるとヨーロッパから多くの移民がやってきましたよね。
人種こそバラバラで話す言葉は違いますが、音楽の根源のようなものは繋がっている気が致します。
人それぞれ感じ方や好みはあるでしょうが、
いろんな種類の音楽を聴いても、楽しく聴けたりするのはそういう部分にあるのでしょうか?
音楽は感じるものですしね。
やっぱり心かな?
心で通じ合う音楽、素敵ですね。
あなたの周りには、今、どんな音楽がありますか?
今日もあなたの心に音楽を。
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