ことのはたんご1,000日記念
初めに
みなさん、「ことのはたんご」のプレイありがとうございます!
制作者の大西です。ことのはたんごがリリースしてから1,000日経ちました。制作当時は大学生だった私がすでに社会人になり働いていると考えると、感慨深い物があります。
継続してプレイしてくださっている皆様には、心から感謝しております。
4桁という大台に突入したことのはたんごですが、今後も定期的なメンテナンスや新規機能の追加を行っていく予定ですのでよろしくお願いします!
この記事では、今までのアップデート内容や今後のアップデート予定を述べた後に1周年記念の時に記載した記事と同様にゲームやゲームをプレイしてくださっている皆さんの分析を共有いたします。
個人的にはこういったことをまとめる事が好きなためだらだらと書き綴っていますが、ゲームをプレイしてくださっている皆さんにとってはあまり面白い物ではないかも知れないため、さらっと読み流して頂ければ幸いです!
アップデートに関して
ことのはたんごの体験向上と個人的な興味も含めて細かなアップデートを行ってきました。一周年からの変化として大きい物は下記になります。
分析機能刷新、Nav整理
長い間仮設状態だった分析画面を刷新し、様々な情報を付け加えリリースしました。こういった分析が好きなので個人的には満足いくものになっています。
入力操作アイコン化
そこまで大きなアップデートではありませんが入力操作のボタンをアイコン化しました。従来では矢印とdelの文字だけでしたが、delの挙動はどの文字が削除されるかが明確ではないことに課題を感じていました。
そのためアイコンに変更し、どの文字が削除されるかを明示的に表示する様にしました。
慣れ親しんだ状態から変更したため使いにくくなっている面もあるとは思いますが、ダウングレードでは無いため、こちらになれていただければ幸いです。
今後のアップデート
今後のアップデートに関しては下記内容を想定しています。すでに機能としては完成されている物ではあるため、今後もUI/UXを中心に少しずつアップデートを続けて行く予定です。
シェア機能改善(今月中を予定)
Xの他にLine,Facebook,misskey,タイッツーなどのSNSサービスのシェアボタンを追加
シェア用画面の整理
シェア用URLの短縮
単語調整(今年中を予定)
既存単語における意味の無い単語の除去
出題単語増加(今年度中を予定)
出題単語の辞書を更新し、一般的な単語出題ボリュームを増加させる
これまでのことのはたんご
これまでの、ことのはたんごにおける分析結果を共有します。分析内容に関してはとりあえず可視化しているだけのため、「こんな感じなのか」と言った視点適当に眺めてください。
プレイヤー変化
ことのはたんごのhistory画面でもデータとして共有してはいますが、グラフにすると上記の様になります。グラフでもあきらかですが2023年11月8日にラヴィットにて、ことのはたんごをプレイして頂いた影響が強く表れています。
当初は自分がWordleの日本語版をプレイしたいといった目的のみで作成していましたが、皆様に長い間遊んで頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
出題単語
1,000回までに863単語を出題いたしました。137回に関しては重複した出題となっており、その重複は下記のようになっています。
単語の重複はことのはたんごのプレイ自体には大きく影響しないと考えており、「直近で出題されていない」「過剰に出題されていない」場合は基本的に乱数のまま出題する方針をとっています。そのため皆さんも、「あっ、また出ているな」程度に捉えてください。
単語ごとの勝率
また単語別の勝率は下記の通りになっています。
TOPに関しては拗音+ア行/カ行の文字がランクインしていることが分かります。拗音に関しては文字数が1文字減るのとほぼ同義のため当てやすくなっていると考察出来ます。またア行カ行の文字に関しては先頭から入力していくユーザが多いためこのような結果になったと考察出来ます。ちなみに拗音が入らない単語で順位が高い物は、20位の「信号機」(シンゴウキ)98.20%です。
BOTTOMに関しては拗音+濁点がランクインしており、単語としてもあまり一般的では無い単語となっています。基本的に〇ンショウのように候補数が多く、一般的では無く、総当たりでも当てにくい後半の文字であるためこのような結果になったと考察出来ます。ちなみに拗音が入らない単語で順位が高い物は、23位の「弁護人」(ベンゴニン)55.13%です。
単語における解答回数の分類結果
いわゆる「クラスタリング」と呼ばれる、回答数のデータを特徴ごとにいくつかに分類する作業を行った結果がこの図になります。それぞれ、全く分からず不正解の傾向、早めに分かる傾向に分類されています。(技術的な話をすると正規化したのちに階層型クラスタリングを行いクラスタ数を4になるよう設定しています)
各クラスタは下記の様な特徴を持っています。クラスタ1は全く分からずに正解できない「良くない単語」が該当すると考えられます。その割合がすくないため比較的良い難易度の出題が出来ていると考察できます。
現在のことのはたんご
現在の、ことのはたんごにおけるプレーヤーの分析結果を共有します。こちらも同様にとりあえず可視化しているだけのため、「こんな感じなのか」と言った視点適当に眺めてください。
分析に用いるデータは第999回に完答をした、プレイ回数が10回以上のユーザとなります。(N:13,533)
プレイ回数
平均:246回、最大:989回
このグラフはプレイ回数における各階級のユーザ数の割合を示しています。
プレイヤーの80%が400回以下であり、ラヴィット放送以前から継続してプレイして頂いている方は全体の2割という結果になっています。予想よりもラヴィットの影響が強く、また人数が減っていることを感じました。
「必ずやらなくては!」と強いられる必要は無いですが、今後もゆるくことのはたんごをプレイして頂けたら幸いです。
プレイヤーの勝率
平均:89%、最大:100%
このグラフは勝率における各階級のユーザ数の割合を示しています。
90%~100%の間に60.3%ものユーザがおり、Woodle系列の中では非常に高い難易度だと思いますが正解率が高く、皆さんが安定して正解を導けていると思います。
1周年記念の時は85.6%だったため、皆さんのプレイスキル向上も見られます。
プレイヤーの連勝数
このグラフは最大連勝数/プレイ回数の各階級のユーザ数の割合を示しています。最大連勝数=プレイ回数の場合は1となり右に行くほど連勝が途切れていない事を示します。
0.9~1.0の間の割合が高く、連勝にこだわってプレイしているユーザが多く存在していることが分かります。僕個人としては難易度が高く、連勝を維持することが難しいと思っているため、その解答センスに感心しています。
まとめ
1,000という大きな節目を迎えられたのも、多くの方々にプレイしていただいているおかげだと心から感謝しております。様々な箇所で述べていますが、制作当時はここまで多くの方にプレイしていただけるとは思っておらず、驚くとともに感謝しています。現在でも1万人越えのアクティブユーザがあることにも改めて喜びを感じます。
1周年の時に述べたユーザの不便を解消するようなアップデートを現在までいくつか行う事が出来ました。今後も継続して不便を解消していけるようにアップデートを続けて参ります。
今後ともことのはたんごをよろしくお願いします!
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