TOKYO笹塚ボーイズ「朝の気配」稽古場日誌⑬

TOKYO笹塚ボーイズ「朝の気配」稽古場日誌
「みんなとの景色の作り方」
役を抜く

稽古場で出されるダメ。

「プランニングが違うんだから変えて。役を抜いて。」

考えて、考えて。
悩んで、苦しんで。
眠れない夜を数えて。
そして稽古場でやってみて出されるダメ。

役を抜く。

この言葉に、また考えて、悩む。
思考が堂々巡り。
動きが鈍る。大きな変化も出来なくなる。小さくなる。

でも演出家は言葉を続ける。

「素直にやればいいだけ。俺を信じて。」

1度固まると、なかなか抜け出せない思考。柔軟にはなれなくなる。

目の前が暗くなる。
視界が狭まる。

まるで1人でいるかのよう。

でも、演出家を信じて、何度でもやっていると少しづつ見えてくる何か。
形？
気持ち？
光？
分からない。
でも何かを掴めるようになる。
動き出せるようになる。

みんなの稽古をしっかり見て。
自分の中の思考を作っては壊し、作っては壊し。
怖くても、前に進んで。
それは、みんなが稽古で見せてくれた景色。
その全てが自分にも活かされる。
みんなの稽古で稽古する。

私ももっともっと、役を抜く。役を抜く。

若い人が羨ましい。
俺も若い時に、こんな稽古に出会いたかった。
この稽古は、今も、後も、役立つ。もしあの頃出会えてたら。
いや、48歳の俺でも、この稽古はまだまだ沢山学べる。伸び代がないなんて言わせるか。まだまだ、まだまだ。

STORY
東京の片隅で妹と暮らす山田卓也は、会社が倒産し日雇い労働で日々を食いつないでいる。
大学受験を控える妹のため一生懸命働くが中々お金は貯まらない。悪戦苦闘する山田だったが、中学の同級生だった東雲朝日と突然の再会を果たし、交流が生まれる。次第に距離を縮めていく山田と朝日だったが、厳しい現実が彼らを次第に追い詰めていく…。
それぞれの人間模様が交差する東京の街で、彼らに「朝の気配」は訪れるのか。

東京の片隅で生きる若者たちを起点に、この街で暮らす様々な人々を取り巻く貧困、格差、偏見、そして繋がりを描くTOKYO笹塚ボーイズの代表作。

●公演概要●

TOKYO笹塚ボーイズ
「朝の気配」

【日程】
2020年2月5日(水)〜9日(日)
【会場】
花まる学習会王子小劇場
東京都北区王子1-14-4 地下1F
【料金】
前売3.800円　
当日4.000円
★初日割3.500円
高校生以下1.000円(当日要証明書提示・劇団予約のみ取り扱い)［各回5枚限定］
【チケット予約】
2020年1月13日(月)AM10:00〜開始

https://www.quartet-online.net/ticket/asakehai?m=0ojhgia
(梅﨑信一予約フォーム)

※日時指定・全席自由席
※受付開始・客席開場は開演の30分前
※土曜昼のみ託児サービスあり
【お問合せ】
tokyo.sasazuka.boys@gmail.com
【タイムテーブル】
（全10回公演）
5日(水)★14:00（A）/★19:00（B）
6日(木) 14:00（B）/ 19:00（A）
7日(金) 14:00（A）/ 19:00（B）
8日(土) 13:00（B）/ 18:00（A）
9日(日) 12:00（A）/ 16:30（B）
　　　　　　　　　　　　　★初日割
【作/演出】
川上一輝
【キャスト】
木下 卓也
高山 璃子

鐘ヶ江 佳太

久保 早里奈
コーシロー

本田 和大

山﨑 千尋（A）

江 芳宇（B）
松平 和音

権田 紗恵子

梅﨑 信一
中野 克馬

浜田 彩加

杉田 のどか

亜蘭
はぎわら りな

阿久津 京介
【制作】
TOKYO笹塚ボーイズ
【STAFF】
照明 針谷あゆみ/音響 川上一輝、大垣友/宣伝美術 川上勇馬/
デザイン 川上一輝/舞台監督 横山萌

【制作協力】
nooncallstudio nooncallMONO VERUSAQUA

【協力】
NYnext AQUADream ハルク・エンタテイメント
クラージュ フラッシュアップ　セントラル IAMエージェンシー
芸映 アンカット

【主催】
TOKYO笹塚ボーイズ

👇下記特典情報👇

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プレゼント企画〆切・1/24(金)23時まで。

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