梅﨑信一「夜の一人芝居」

多趣味の役者。 主に舞台に出現しますが、映像も嫌いじゃありません。 お声おかけ頂け…

梅﨑信一「夜の一人芝居」

多趣味の役者。 主に舞台に出現しますが、映像も嫌いじゃありません。 お声おかけ頂ければホイホイ馳せ参じます。

最近の記事

俺は見た 稽古場日誌 ⑥

俺は見た 第5回公演 「僕らの城」稽古場日誌 未知の道 6本目 見えた道と見えない道 実は毎週稽古しておりました。 あれからもう5~6回は進んでるかな?なかなか書きたいコトが言葉にならずにおりました。 それくらい、求められているモノがハッキリとしなかった。 演出からはしっかりとした指示は出ていたのだが、その指示が果たしてホントに良いものなのか、分からずにいたし、なんならどうしたらいいのか分からない感じだったが、演出からの指示。求められているモノと信じ、やってみてはいたが、や

    • 俺は見た 稽古場日誌⑤

      俺は見た 第5回公演 「僕らの城」稽古場日誌 未知の道 5本目 対応 エチュードのように流れていき 縛られるコトなくセリフを自然にが、コンセプトのような気がしている稽古。 リアリズムではなくナチュラリズムな演出家、と私は思っている。 その場その場で、自然な言葉、動き、反応が求められている。 というより、試されている。そんな感じがする。 今、お前はどうする?この流れの中でどういる?どう言う?他の役者さん達もほぼ演技を要求されないし、演技的なコトはしていない。 私も、そんな中で

      • 俺は見た 稽古場日誌③④

        俺は見た 第5回公演 「僕らの城」稽古場日誌 未知の道 3本目4本目 言語化 こちらからの新年のご挨拶が遅れましたが、あけましておめでとうございます。 今年も稽古場日誌、何卒宜しくお願い致します。年末最後の稽古と、新年初稽古。 年が締まり、年が明けて。 稽古納めと稽古初め。だがどうにもなかなか。 難しい稽古をしております。 何が難しいって、言語化するのがホントに難しい。 だから筆が進まず、でした。 今でもなんて言っていいか分からず。 やっているコトは、エチュードの延長。 エ

        • 俺は見た 稽古場日誌②

          俺は見た 第5回公演 「僕らの城」稽古場日誌 未知の道 2本目 道を知る お初のユニットさん。  お初の演出家八木橋努さん。 お初の共演者の皆様。全く勝手が分からないので、しばし様子見が続きそう。 だが、稽古はそうはいかない。 しっかり見せていかないと。 エチュード形式で流れを確認しながら進めていくのは初日と変わらず。 何となく、だが、無理に新たなコトを入れこまなくてもスムーズにいきそうなので固めてもいないが毎回新たなフレーズを入れたりもしない。 だが、相手へのリアクション

        俺は見た 稽古場日誌 ⑥

          【演劇ワークショップ】稽古場日⑳

          【演劇ワークショップ】 play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第20回 我流 中高と演劇部を経験して、高校卒業後役者を志して様々な劇団で演じさせて貰った。 だが、何処に行っても自分の居場所はなかった。 役者の才能がない、お前見てても無駄、役者やめろと言われ続けた。 そんな中で誘われたのが芸人の世界だった。半ば心も折れかけてたし、逃げるように芸人を目指した。 その時は、役者のような悔しさを味わいたくなかったから、古典から現代までの笑いの歴史から、突っ込

          【演劇ワークショップ】稽古場日⑳

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑲

          【演劇ワークショップ】 play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第19回 頭と心と身体 発表会前、最後の稽古。 いつものように質問コーナーから始まり、リラクゼーションからのリピテーション。発表会ではリピテーションをやる時間はないので、今日が最後のリピテーション。最後だからという感傷的なモノはなかった。 今日起きた時からあった強いエネルギー。 悲しみ。 なんだろう、でもそれに支配される訳でもないし、それに心を持ってかれるコトも無い。 だが、そのエネルギー

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑲

          「虚々実々也我私篇」

          「虚々実々也我私篇」 中山侑子の非日常的日常この作品は、【虚構と事実】を織り交ぜた物語です。 「とある女優の生涯」 という作品に取り掛かっている。 キッカケはとある海外B級映画に出ていた名も無き女優の演技に一目惚れしたからだ。 明らかに低予算と分かる、売れそうも無い映画にも関わらず出演している役者の熱量は凄かった。この女優からインスパイアされ、女優の虚々実々を書きたい。気がついたらペンを走らせていた。 名も無き女優はきっと私生活でも波乱万丈なのだろうと妄想し、結果一番愛し

          「虚々実々也我私篇」

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑱

          【演劇ワークショップ】play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第18回 求めるモノ 今回からシーン稽古の相手役が決まった。 今まで組んだコトのない方と、発表会まで進めていく。 増本聖さん。 小柄だが、ものすごくアグレッシブでそれでいて繊細な方。 ここから新しく作っていく。 作っていく?いやいや、聖さんと関係性を築き上げる。 基本はやっぱりリピテーションとキャラクターの統合。 そこを意識してシーン稽古に望む。1回目、やりたいコトが優先してしまい、結果とし

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑱

          俺は見た 稽古場日誌①

          俺は見た 第5回公演 「僕らの城」稽古場日誌 未知の道 1本目 初稽古 オーディションからのご縁で出演になりました。 ユニット名が、俺は見た、です。オーディション情報を見て、何を思ったか。 「あ、ここご縁あるな。」 何故そう思ったのかは分からない。明確な理由はない。直感。 そしてオーディションには遅刻してしまう。今までなら遅刻したオーディションには絶対ご縁がない。オーディション終わりに主催八木橋努さんに改めて遅刻のお詫びお詫びをすると、気にしないで下さい、私はそういうコトで

          俺は見た 稽古場日誌①

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑰

          【演劇ワークショップ】play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第17回 新たな1歩 本日も疲れ果てての帰宅。 それくらい密度の濃い稽古が出来ている。 そこはほんとにありがたい。いつものように質疑応答からのリピテーション。 リラクゼーションでは、急に胸が痛くなり、ホントになんかの病気?とも思ったがそーゆー痛みでもないコトに気づき、感情エネルギーのせいだと気づくのに少し時間がかかって焦った。 その感情は初めは不安からだったが、徐々に怖くなり、仕舞いには震え

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑰

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑭⑮⑯

          【演劇ワークショップ】play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第14.15.16回 堂々巡り 日々の忙しさにかまけて稽古場日誌が後回し後回しにされ、今日に至ります。反省。 と、同時に、多分この3回は同じコトを呟いていたように思う。シーン稽古がスタートしていたのが14回目。 そこでシーン稽古やる前に、講師黒澤世莉さんから演技のキーワード、考えを教わる。 それは3つの“I‘’①インテンシティ(強度) ②インテリジェンス(分析力) ③インテグレーション(統合

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑭⑮⑯

          「虚々実々也我私篇」

          「虚々実々也我私篇」村山かおりの心の夜 二篇 シェアハウスと芝居この作品は、【虚構と事実】を織り交ぜた物語です。 むーさんと出会ったのは当時住んでいたシェアハウスだった。 一軒家を改築して作られたシェアハウス。 一階にはキッチンとリビングルーム。トイレに風呂。部屋は3つ。2階は部屋が4つにトイレ。 私が住んでいた部屋は少し特殊で、階段の下の僅かに出来たスペースに無理やり作られた狭いと言うより「小さい」部屋。ベッドががあってテレビが置いてあって。それ以上物が置けないほどの「

          「虚々実々也我私篇」

          「虚々実々也我私篇」村山かおりの心の夜 一篇 「ラーメン」朝起きてまず確認するのはお腹の調子だ。元々胃腸が弱い。その胃腸の調子次第で大分味が変わる。だから調子が悪かったら行かないのもアリだったが、その日の胃腸の状態は完璧だった。 それと、前日満腹にしないのも重要だ。なるべく胃腸への負担をかけないコトで、それを味わい尽くせる。 食べる前にそれだけ気を使うのは私にとって当たり前だ。もう10数年そうしているから習慣ついてる。 そこまでして食べたいもの。 「ラーメン」 いつからだ

          梅﨑信一の記憶

          2011年 38歳 2月 12歳年下の彼女が出来る。 3月東日本大震災 当時体調崩して休んでおり、薬の副作用でねむけが止まらず2度寝している最中に大きな揺れ。 横揺れの激しさで目覚めるも薬のせいで直ぐに動けず。頭の方には大きな本棚があり、倒れてきたらヤバいな、などと考えていたが動けず。 ようやく揺れも収まり身体も動くようになり、直ぐに彼女に連絡。無事を確認。彼女は仕事だった為9時間かけて徒歩で帰る帰宅難民に。 その後にテレビで見る「黒い津波」に恐怖を感じ、以降少しあの映像は

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑬

          【演劇ワークショップ】play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第13回 楽しむ私がお世話になっている先輩から言われた言葉がある。「梅ちゃんはいい芝居してるのに、いい作品いい演出家と出会っていない。もっとその目を養いなさい。」コロナ前だったか。 その時、とにかく顔と名前を覚えて貰いたくて、年齢不問のオーディションにはほぼ応募していて、またありがたいコトに書類審査でも受かりオーディションに月1、2回参加していた時期があった。40後半のおっちゃんが何故オーデ

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑬

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑫

          【演劇ワークショップ】play room第3期 稽古場日誌 「役者とは、演技とは」 第12回 適当 前回講師世莉さんに貰った、 適当 と言う言葉。考えても考えても、結果答えは出ず。答えは知りたい。 だが、自分で見つけもしたい。結果、稽古前に世莉さんに聞いてみる。 世莉さんはコレはみんなで共有しよう。と言うコトになり、みんなで適当とは何か?を考える時間を貰えた。 ほんとにこういう流れは稀だと思ってる。ワークショップなりオーディションなり稽古なりで感じたコトを共有する時間を作っ

          【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑫