劇団きのこ牛乳『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌⑲
劇団きのこ牛乳 第13本目公演
『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌
「You can't ruin a stew」
19皿目 山場
どこの劇団ユニットの稽古にも必ずあるであろう「山場」。捉えようはそれぞれだろが、終盤大事なシーンの集中稽古する時などはよく使われる。
今回はその「山場」だった。(個人的なね)
実は無理を言って演出家さんと相談して稽古を2日ほど増やして貰った。
もう終盤も終盤。全員が集まる日は流れと弱いところを集中稽古して通し。なかなか細かな稽古に当たれない。
なので、全員集まらまなくてもいいから、集中稽古の日を増やしてもらった。
今回、コレは私の勝手な言い分だから当てはまっているか分からない。
が、少なからず私の役は(観て貰えたら分かると思います！だから観に来て！)難しい役、役どころ、役回りなのです。
誰と絡んでも、色々含みもあり細かな繊細なものを要求される。それは、そう台本に書いてあるから。初めて読んだ時から感じてました。
だからこそ、細かく当たって貰う日が欲しかった。本当は決まった稽古日数でしっかり作るのが筋なのは分かってはいたが。
終盤の要の稽古を、動きから気持ちへ、細かく付けていく。
演出家さんがありがたいのは、役者の違和感を拾ってくれるコト。台本の流れやセリフを変えるコトなく、その違和感を無くす演出をしてくれる。安易にセリフを変えるコトなく収める。若い人だが、預けられる人だ。
動きも付けられて、気持ちの整理も付けられたのであのシーンは通しなりでダメを貰えるまで作られた。まだ完成したわけではないので安心はしてないが、ようやく後は上げて行くだけになったのは大きかった。
仕事終わりなのに急いで来てくれた加藤優季さんには感謝しかない。ありがとうございました。
有意義な稽古でした。
