【演劇ワークショップ】稽古場日誌③ 梅﨑信一「夜の一人芝居」 2021年7月17日 19:01 【演劇ワークショップ】play room第3期稽古場日誌「役者とは、演技とは」第3回 笑うしばし時間が空いてのワークショッブ。リピテーションを経験して感情解放を体験して私生活に戻ると、なんと感情を解放していないコトか。講師世莉さんか使う「笑い仮面(笑って誤魔化す)」をどれだけ使っているか、感情を忖度しているか、気を使い頭を使い、人と付き合っている。ま、それが社会だし、腹が立ったから怒鳴り散らすなどしてたらその都度面倒なコトになる。なんと生きずらい世の中なのか。ってコレが普通。我々役者はやはり特殊な仕事なんだなと再確認する。稽古日も暑かった。最寄り駅まで細かなルートを通るので途中間違えそうになったりしながら到着。しかしこの稽古場は今後何度か使うので覚えて置かなければ。3回目の稽古。いつも通り世莉さんが今の感情を聞いてくる。私はつい楽しむと答えた。が、それは感情では無い願望(行動)だと言われる。確かにそうか。結果楽しいになる。ここら辺の語彙力がホントに弱い。ま、素直に答えればいいだけなんだけど。その後質疑応答。みんながそれぞれの思いや質問を世莉さんに投げかける。それを的確に優しくユーモラスに答えてくれる。私もあったので質問する。新たなコトにチャレンジしていくうちに、今までに感じなかった新たな感情が生まれるコトがある。(大なり小なり)それをどう相手に伝えていいのか言葉が出てこなくて躊躇する時がある。複数の細かな感情の集合体みたいなイメージなので、どれが正しいのかがイマイチ掴めない。で、それを分からないと伝えるとすると、自分の今が分からないのか、相手のコトが分からないのか伝わらないのでは無いかと忖度してしてしまう。どうしたらいいか、との問い。世莉さんはまず言葉にしてみるコトが重要だと言う。その気持ちが分からないけどこれかな?あれかな?って思ったコトは素直に言葉にしてみる伝えてみる。間違えたっていい。いろいろな言葉の投げかけで自分も変われば相手も変わる。言葉にして伝えよう。それと気持ちが上手く伝えられそうになかったら「あー」とかの言葉に気持ちを乗せて伝えるのもありだと教えてくれた。笑いながらの「あー」なのか、悲しみながらの「あー」なのか。とにかく相手に言葉で伝えるのが大事だと答えてくれた。必ずしも確実な言葉選びが重要ではなくその時の感情が重要なのだと教えてくれました。ここからは稽古。今日は椅子をふたつ使っての稽古。まずは椅子に座りながらのリラクゼーション。私はコレが全然出来なかった。椅子に座るコトでのリラックスの仕方が初めてだったのもあったが、座ってる椅子の感触も気になったし、どの体制がリラックス出来るのかも分からず、とにかく身体を確認するコトに集中した。その後想像する時間。今回はもうひとつある椅子に誰かを呼んでみる、と言う新しいやり方だった。ここ数年で出会った人の中から呼ぶと言うもので芸能人とかではダメとのコト。まずは愛してる人。コレが難しかった。好きな人は沢山いるが、愛してる人は今はいない。で結局愛していた人を想像した。その人とはいろいろあって別れたが(もう時間も経って自分的には解決してるコトだが)そのコトがまだ大きいようでやはりネガティブな方向に気持ちが動く。次に呼ばれるのは悲しい人(悲しくする人)コレも同じ人だった。愛していた人。悲しい思いをさせられた、と言う強い感情の他に、自分がもし違っていたらと言う感情が湧いて複雑な気持ちになって涙が出た。次に呼ばれるのは怒りたい人。コレも同じ人。あの時の感情が揺り動かされる。怒り、怒り、怒り。でもそれは相手だけではなく自分に対しても怒りがあった。あの時もしこうしておけば等の感情が湧いて情けないやら悔しいやら怒りだけの感情ではなかった。次に呼ばれるのは面白い人。長年の親友の顔がパッと浮かんだ。その人とはいるだけで楽しいし面白い。話も行動も思考も。散々泣き起こり情けなくなりながらも、笑顔が止まらなかった。笑った。もう顔ぐちゃぐちゃだったけど笑った。最後に呼ばれた人はセクシーな人。私にはそう思える人が1人いる。その人が瞬時に出てくる。恥ずかしさ、嬉しさ、楽しさ、でも恥ずかしかったかな。でも会えて嬉しかった気持ちが強くて凄くポジティブな気持ちになった。そしてそのままリピテーション。凄く幸せな気持ちのまま相手を探すと一人の女性と目が合う。そのままリピテーションへはいる。幸せな気持ちのままリピテーションを続ける。初めは立っていたが、途中から座った。近ずいて見る。肌に触れてみる。お互いポジティブな感情が多かったというかそれがメインだった。そして相手のお腹がすいたの言葉に凄く同調した。私もそう!お腹がすいたと私も言う。気持ちが通じあった瞬間だった。その瞬間満たされたというかなんと言うか、コレも新たな感情ででも上手く伝えられない。で、世莉さんに言われたあーを気持ちを込めて伝えてみた。相手もあーと気持ちを乗せて返す。ほぼ動くコトなく、同じ距離でずっと伝えあった。大きな解放ではなかったが、それでも解放していたように思う。その満足感というか、それをもっと伝えれば良かったという反省はあるが、相手の言葉にももっと反応があっても良かったなとも思った。休憩後。残り時間もわずかなので気持ちを作りリピテーションに。寝ながら呼吸を整えて、私は楽しいことを想像する。今度はいつもの親友たち。バカ話ばかりしているがいつも楽しかった。自然と笑い声が出る。すごい楽しかった。そしてリピテーション。1人椅子に座っている男性を見つける。背中だけ見てもネガティブな感情が伝わるが、何故か興味が湧いてその人の前に立った。やはり拒絶された。話したくない、離れて欲しい。私はこの時自分の気持ちの方が強かったから、でもだからといって強引に伝えるコトはどこかやめようと思って離れてみたりしてみた。その時世莉さんから、もっと相手の言葉をリピートして、との指示。確かに、相手の言葉の後にすぐ自分の気持ちを言ってるコトが多かった。その方が相手の気持ちがわかるから、とのコト。じぶんのコトより相手をもっと見てリピートを続ける。相手が感情解放され座り込む。呼吸が荒い。世莉さんが背中を擦りながら整える。私はどいしていいのか分からず、気持ちを乗せてあーと言い続けた。リピテーション終了。一気に疲れと感情が押し寄せてきた。今までのリピテーションの中で1番疲れた。自分も解放した時がある(結構毎回に近いかな)が相手にされた時にどうしたらいいのか分からず戸惑った。どれが正解とかじゃなく、でも何とかしたいと言う自分への気持ちと相手への気持ちが結果あーしか出せなかった。凄くモヤモヤした。今回は課題が凄く多かったリピテーションな気がした。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #日記 #稽古場日誌 #稽古場だより #稽古場の言葉 #マイズナーシステム