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4つの芝居製作委員会「前夜」稽古場日誌⑧

何かを待っている
その「前夜」
1つのテーマ
2つのチーム
4つの劇団によるオムニバス公演

4つの芝居製作委員会 前夜
[手洗いチーム]
戯曲本舗「いたむ人たち」稽古場日誌
いたむ人の道のり 8歩目 大きな1歩

本日もワークから。
基本を忠実に。基礎を前向きに。

本稽古。
台本の加筆修正から。
細かな言葉遣いや、大胆な加筆。
作品は日々変化する。

今日の稽古は。

言語化とその共有

その一言に尽きる。

作品に対して、役に対して、みんなでディスカッションする時間。
今の劇団ユニットさんでは珍しい。
掘り下げていく作業。
昔はこのディスカッションに時間を割くトコロも多かったが、このチームではディスカッションが多い。私的にはディスカッションは大歓迎。私の想いを語るコトより、共演者みんなの言葉を聞ける大事な機会だから。
選びながら、強く感じて、言葉を発する。
その言葉の奥にある思いを感じる。
どんな役の関係であっても、相手がどう思っているのか、知るコトは重要だ。
だから、言葉で伝える。
そして、言葉に発するコトでの気づきもある。
言葉は投げると、ブーメランのように返ってくる。刺さる言葉がある。それが気づき。無意識的な思いを言語化する。

そして後半は、配役をシャッフルしての読み合わせ。そして、普段の役の人がシャッフル役へダメ出しをする。と言う稽古。褒めては行けない。ダメを出す。
このダメ出しが難しい。何故なら、まだ各自悩み考え、模索している最中だからだ。自分を棚あげて言った言葉はそのまま返ってくる。言わばブーメラン。
しかし、演出家はそこを狙っている。
シャッフル相手へのダメ出しが、自分への役作りへのヒントになる。それも言語化して。

思いを、感情を、行動を、仕草を、言葉に起こす。

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