劇団きのこ牛乳『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌㉒
劇団きのこ牛乳 第13本目公演
『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌
「You can't ruin a stew」
22皿目 集中稽古
今回は会話劇、しかも緻密な。
私的に苦労するだろうと思っていたが、案の定だった。
苦労している。
大まかなプランニングは間違ってない。
しかし、どこかかけ違えてる。違和感がある。少しズレている。
修正したいが、なかなか時間も取れなかった。正直相手もあったし、勝手に修正かけるわけにもいかず。
なので演出家に相談して時間を作ってもらった。
本来なら稽古日程内に作り上げるのが筋なのだが、ワガママを言った。
頭から細かな所を見てもらう。
上げればキリがないが、見てもらえうる所は全て見てもらった。
大まかに見てもらいたい所は4シーン、じっくり、丁寧に、大きくは変わらなかったが、小さいけど大事な変更が多かった。
疑問を投げかける。
演出家が受け取り、解決策を定時する。
演じる。
修正がかかる。
提示する。
演出家が見る。
確認して、いいか、修正か。
気がついたら軽く4時間半くらい、ロクな休憩も取らずに稽古していた。
まさに、集中稽古だった。
いい歳したオッチャンと若者が、あーしたりこーしたり。
あっという間だった。
その後は合流組も入れての稽古。
人も増えたので、賑やかに聞こえた。いや、それだけ男2人のボソボソ声しか聞いてなかったから賑やかに聞こえただけか。
私のシーンのラインは固まった。
後はしっかり返して、精度を上げるだけ。
よし、コレで言い訳出来なくなった。
俺にはコレくらいがちょうどいい。
たった1日、けれど、大事な1日。
